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論説 米中関係の現状と見通し 東京大学 東洋文化研究所教授 佐橋 亮氏
佐橋亮(さはし・りょう) 東京大学 東洋文化研究所教授 東京都出身。国際基督教大学卒、東京大学大学院博士課程修了(博士・法学)。イリノイ大学などで学び、神奈川大学教授を経て2019年に東大准教授、25年から現職。専門は国際政治学、米中関係、東アジア国際関係、国際秩序論。著書に『米中対立』など。 米中関係は、再び安定の兆しを見せている。しかし、その安定は本質的な関係改善ではなく、摩擦のコストを避けるための一時的な融和にすぎないとの指摘もある。国際秩序やアジアの勢力均衡に大きな影響を与える両国の今後について、東京大学の佐橋亮教授に論説を寄稿してもらった。


<部隊だより> 海 6月4日付
大湊 地区隊は4月29日、むつ市内で開かれた「第78回憲法記念下北駅伝競走大会」に出場した。春風の吹く中、隊員たちは沿道の声援を受けながら力走してタスキをつないだ。ゴールの瞬間には、隊員のひたむきな姿に観客から温かな拍手が送られた。地区隊は「行事への参加を通じて市民と交流を深めることができた」としている。


<部隊だより>福知山駐が「福知山お城まつり」支援 装備展示やパレードに参加
馬にまたがり堂々と毛槍奴隊・供侍を率いる山﨑司令 【福知山】福知山駐屯地(司令・山﨑聡一1佐)は4月11、12の両日、京都・福知山の春の風物詩「第37回福知山お城まつり」を支援した。両日とも晴天に恵まれ、福知山城周辺は2日間で延べ約2万人を超える来場者でにぎわいをみせた。


<部隊だより> 空 6月4日付
百里 小美玉市市制施行20周年を記念し、「おみたまるっとサイクリングwith百里基地特別ツアー」が基地で開かれた。外周道路の一部を開放し、F2戦闘機の展示や炊事車による給食支援、広報資料館での広報を行った。天候にも恵まれ、F2戦闘機前での記念撮影や、給食支援で提供されたカレーと空上げは参加者に大好評だった。


<部隊だより> 陸 6月4日付
釧路 駐屯地はこのほど、釧路市内で「第46回釧路自衛隊ミュージックフェス」を開き、約1000人が来場した。「躍動~明るさと信頼」をテーマに、5音楽隊や知床流日本太鼓保存会、釧路江南高校吹奏楽部が参加。27普連の国旗旗手入場に続き、5音が「君が代」などを奏でた。和太鼓や高校生との合同演奏など、多彩なステージで観客を魅了した。


日韓共同訓練が9年ぶり再開 海自・韓国軍が五島沖でSAREX
韓国海軍との連携強化の重要性を訴える齋藤海幕長(6月9日、防衛省) 齋藤聡海上幕僚長は6月9日の定例記者会見で、7日に日韓捜索救難共同訓練(SAREX)を実施したと発表した。約9年ぶりに再開した同訓練は長崎県五島列島西方沖で行われた。


ワインとビールの考古学 小泉龍人 著
ワインとビールの考古学 ワインは約8千年前から、現・ジョージア周辺の南コーカサス地方で造られていたという。出土した土器にワインのカスが付着していたのだ。もともと野ブドウを保管する習慣があり、気候も栽培に適していることから、すでに名産地となっていたとされる。 一方、ビールはメソポタミアで生まれた。パンとビールのどちらが先かは分かっていないが、醸造法を伝える賛歌が見つかっている。 両地周辺の都市遺跡や飾り板・印章からは、ビールとワインが支配者に献上され、交易品として外交にも使われた形跡があり、少しずつ普及していったことが分かる。 古代には、貯蔵、飲用、注酒用といった用途ごとにさまざまな土器が作られた。その意匠から、支配体制の移り変わりや市民の暮らしぶりが読み取れる。 今でも、お世話になった人に贈るため、気の置けない人と酌み交わすため、楽しく晩酌するため、ワインとビールが流通している。古代の人々はどのように酒を楽しんでいたのだろうか。帰り道は書店と酒屋へ。 (同成社刊、2310円)


何がダサいを決めるのか 平芳裕子 著
何がダサいを決めるのか ファッションの世界はおしゃれ至上主義である。しかし、世間一般の価値観は少し違っているようだ。本書では東京大学でファッションに関する講義を行った著者が、現代のファッション心理を歴史や社会背景を振り返りながら解き明かしていく。 ネット上では年相応でその人に似合っていないファッションをする大人が「パーカーおじさん」「カジュアルおばさん」といった名前で呼ばれ批判されてしまう。就職活動やビジネスの場では当然のようにスーツやヒールの高い靴が求められる。 その場にふさわしく、マナーを守り、年相応でなくてはならない。そこから逸脱したファッションは「ダサい」と呼ばれ、悪のように扱われる。そんなどこか窮屈で、不自由な空気がファッションの世界には蔓延(まんえん)しているのだ。 「なぜ他人の服装が気になってしまうのか」「パーカーが支持されるのはなぜか」「ビジネスではなぜスーツを着るのか」「ふさわしさとはどのように決まるのか」――。 ファッションの評価基準はどのように生まれ、何がダサいを決めているのか。 身近な服装をとりまく習慣や歴史を知ることで、


朝雲寸言(2026年6月11日付)
6月の声を聞いて暑い長い夏がまた来るのだといささか憂鬱(ゆううつ)になるこの頃である。5月末から各地で30度を超える真夏日が続いた。これは異常気象ではない。この10年ほどで定着した長く暑い夏の始まりである。 暑い夏に辟易(へきえき)しているのは我が国ばかりではない。世界各地で熱波と豪雨のため災害が多発している。スペインでは連日40度を超える日が続いて暑さと乾燥に起因する大規模な山林火災が起きている。英国・仏国でも5月の最高気温を更新したという。 有史以来、地球は何度も氷河期に見舞われてきた。現在は約1万年前に終わった氷河期の間氷期にあたるのだという。地球温暖化は人類共通の課題なのか。さにあらず密(ひそ)かに歓迎していると思われる国がある。それがロシアである。 地球温暖化が進むとシベリアの永久凍土が耕作可能な土地となり、氷に閉ざされた北極海に通年航行可能な航路が開通されることになる。中国が極寒のアイスランドに立派な大使館を建てたのは北極を経由する通商航路の開設を見越してのことだと言われている。 46億年に及ぶ地球の時の流れに比べてイラク・中東・ウク


時の焦点<国内> 中国の海洋進出
西太平洋の守り堅めよ 中国が西太平洋で軍事行動を活発化させている。放置していたら、日本の領土・領海や国益を奪われかねない。自衛隊の拠点である硫黄島を中心に、防衛体制を強化することが急務だ。 防衛省によると、中国海軍の空母「遼寧」が沖ノ鳥島の南西海域で、戦闘機やヘリコプターを発着艦させるなど軍事訓練を行ったという。ミサイル駆逐艦やフリゲートも、遼寧と行動を共にしたという。ミサイル駆逐艦は、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡を通過していたことも分かった。 軍事訓練は公海上で行われた。また、宮古海峡は、艦艇が自由に通航できる海域だ。今回の中国軍の訓練は、国際法上、問題があるとは言えない。 だが、中国の空母はここ数年、西太平洋での訓練を繰り返している。昨年5月末から6月にかけては、空母2隻が初めて太平洋に同時に展開し、艦載機の発着艦訓練を約1千回行った。昨年12月には、艦載機が自衛隊機に対して、攻撃を意図するレーダー照射した。 中国が西太平洋を自らの管理下に置こうとしているのは明らかだ。 一方、西太平洋は、日本の経済安全保障にとって重要な海域である。...


時の焦点<海外> イランの攻撃
つじつまが合わない戦術 米・イランの和平交渉が膠着状態にある中、イランは各地で攻撃を激化させている。大きな見せ場を狙うかのようなイランと比べ、米国は成果を上げている観がある。 英ロイター通信は6月3日、カイロとワシントン発で、「米とイラン、新たな攻撃の応酬――交渉は行き詰まり」と簡潔に伝えた。 「米中央軍の発表によると、イラン軍は2日夜、クウェートに向け2発のミサイルを発射したが、目標に届かなかったか、もしくは空中で分解した。域内の別の標的への複数の弾道ミサイル攻撃も失敗した。バーレーンに発射された3発のミサイルは米軍とバーレーン軍に迎撃された。2月に米・イスラエルとイランの戦争が始まって以来、イランは米軍基地のあるバーレーンとクウェート内の標的を再三攻撃してきた」 「中央軍によると、米軍は域内海域で民間船舶を狙ったイランのドローンを撃墜した。また、ホルムズ海峡近くのケシム島にあるイラン軍地上管制基地も攻撃した」 「国営イラン通信(IRNA)が伝えたイスラム革命防衛隊(IRGC)の声明は、ケシム島に対する攻撃への報復として、IRGCはバーレーンに


<春夏秋冬> 1976年から50年 鈴木敦夫
50年前の1976年は、その後長く日本の安保防衛政策に大きな影響を与えた重要な決定がなされた年であったことはよく知られている。「基盤的防衛力構想」「防衛費GNP(国民総生産)1%枠」「武器輸出禁止」の三つである。 余談ではあるが、防衛白書が現在のように毎年発行されるようになったのもこの年である。 76年2月の衆議院予算委員会で当時の三木武夫首相から「武器輸出に関する政府統一見解」が表明され、「慎むものとする」がその後の武器輸出全面禁止につながっていく。 10月には最初の「防衛計画の大綱」が閣議決定され、「基盤的防衛力構想」が採り入れられる。11月にはいわゆる「GNP1%枠」が閣議決定された。 この1%枠は87年に廃止の閣議決定がなされているのだが、防衛費はその後もほぼ1%を超えることがなかったので、多くの人々はこの1%枠閣議決定が引き続き維持されているものと誤解していたほどであった。これが2022年の国家安全保障戦略の中で国内総生産(GDP)2%という新たな指標が示された。 「基盤的防衛力構想」については、09年に閣議決定された「大綱」でこれには


高1の152人教練体験 号令練習、携行食に舌鼓
基本教練を受ける生徒たち(日本原駐屯地) 【岡山】地本(本部長・小松隆司1陸佐)はこのほど、日本原駐屯地で岡山学芸館高校1年生152人の自衛隊体験学習を受け入れた。基本教練をはじめ、携行食の体験喫食や装備品見学を企画した。


学生の創意光る 福井地本が募集ポスター表彰
左から最優秀賞を受賞した内田さんの作品、優秀賞を受賞した大坂さんの作品、吹寄さんの作品 【福井】地本(本部長・大宅学1海佐)は5月12日、福井県春山合同庁舎で「令和8年度自衛隊福井地方協力本部募集広報ポスター選考会」の表彰式を実施した。福井情報ITクリエイター専門学校(大原学園福井校)の学生に、募集広報ポスターの制作を毎年依頼している。学校側も授業の一環として、本選考会を学生の能力向上の機会と捉え、積極的に協力している。
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