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主要ニュース


10空港7港湾を追加 平時・有事の活動基盤強化
政府は、国家安全保障戦略に基づく「総合的な防衛体制の強化に資する公共インフラ整備」として、2026(令和8)年度に10空港・7港湾を「特定利用空港・港湾」として追加した。自衛隊や海上保安庁が平時の訓練や有事の展開で円滑に利用できる体制を整える狙いで、全国的に空港・港湾の防衛インフラとしての役割が広がっている。 今回の追加によって、特定利用空港は24空港、港湾は33港湾となった。政府は、円滑な利用に関する枠組みを管理者と確認し、滑走路・岸壁の利用調整、駐機・係留スペースの確保、必要な整備の促進などを進める。防衛省・自衛隊では、平素からの訓練、人員・物資輸送、有事の展開に対する体制を整える必要性を強調している。 新たに指定された空港は、稚内、女満別、中標津、旭川、釧路、新千歳、中部、高松、高知、松山の10空港。港湾は、稚内、紋別、仙台塩釜、三河、名古屋、徳島小松島、細島の7港湾が加わった。 これらの施設では、民生利用を基本としつつ、自衛隊・海保の航空機や艦艇を迅速に使用できるよう、滑走路補修、岸壁強化、アクセス道路の整備などを進める。今年度の予算では


空自航空教育隊 きょうだい3組 切磋琢磨
左から、相馬心佳乃・慈佳姉妹、田羽田帆乃佳・かすみ姉妹、宮城美涼・隼人兄妹 【熊谷】航空自衛隊航空教育隊は、入隊した新隊員に航空自衛官としての基礎的な知識・技能の教育を行っている。今春4月の入隊者の中に、兄妹、双子、姉妹で、同じ道を志す3組の姿があった。お互いを励まし合いながら、それぞれが自衛官としての第一歩を踏み出した。


中国フリゲートと駆逐艦が北東進 海自が動向を確認
いずれも統合幕僚監部提供 海上自衛隊は6月6日午後5時ごろ、「ジャンカイⅡ」級フリゲート(515「荊州」)と「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦(155)が沖縄本島の南東約70キロの海域を北東進するのを確認した。 両艦は8日から9日にかけて喜界島(鹿児島県)東を遊弋(ゆうよく)した後、10日に奄美大島と横当島(いずれも同)の間を南西に進んで東シナ海に向かった。1水上訓練支援隊(呉)の支援艦「てんりゅう」と5航空群(那覇)のP3C哨戒機が警戒監視・情報収集した。 6月10日午前6時ごろにも、「ドンディアオ」級情報収集艦(796「天水」)が口永良部島(鹿児島県)の西約80キロの海域を北東進するのを確認した。同艦は大隅海峡を東進して太平洋に出た。 3哨戒防備隊(佐世保)のミサイル艇「おおたか」が警戒監視・情報収集に当たった。


「令和8年度富士総合火力演習」 25式滑空弾の発射機など新装備を披露
塹壕戦の訓練が昨年度に続いて行われた (いずれも6月7日、静岡県御殿場市) 「小隊集中、行進射、撃て!」ーー。90式戦車の息の合った動きと女性小隊長伊關(いせき)2陸尉の力強い号令が会場を沸かせた。 (中尾侑)


<春夏秋冬> サッカーと戦争 酒井啓子
今年のワールドカップには、中東の国々が多く参加している。アジア枠が増えたせいもあるが、もともと中東諸国ではサッカーが盛んだ。イランはその代表格で、ワールドカップ初出場は1978年と日本より20年も早い。その後、今回を含めて6回も出場しており、98年の初勝利の相手が米国だったのは、不思議な縁だ。 イランと同様に長くサッカー大国だったのが、隣国イラクだ。ワールドカップ出場は86年だったが、その後湾岸戦争、経済制裁、イラク戦争、IS(イスラム国)の侵攻と、相次ぐ戦争や内戦で成績をあげるどころか、練習すらできない環境に置かれてきた。それが今年、40年ぶりの出場を果たしたことで、国内は歓喜に沸いている。 イラクのサッカーチームには、戦争の影が付きまとう。エースストライカーで、今回ノルウェー相手に初得点を挙げたアイマン・フセインは、父親をアルカイダに殺され、誘拐された兄弟は戻ってきていない。 一家の出身地はキルクークという世界有数の石油産出地で、アラブ人、クルド人、トルコマン人と異なる民族が住み、歴史的には民族間衝突も少なくなかった。少数派のアラブ民族である


中方USB感染 外部流出、陸自システム共に影響なし 荒井陸幕長が会見
会見で記者の質問に答える荒井陸幕長(6月30日、防衛省) 陸上自衛隊の中部方面総監部内で、2024年4月以降に使用したUSBメモリーにマルウエア(悪意のあるソフトウエア)が含まれていた問題を巡り、荒井正芳陸上幕僚長は6月30日の会見で、ウイルスによる外部への情報流出や陸自システムへの影響はないと改めて否定した。


徳島航空基地で感謝のセレモニー 髙川2佐が現役最後の飛行
高川2佐(左)の長女もセレモニーを見届けた(いずれも5月22日、徳島航空基地) 【徳教空群】海上自衛隊で長年にわたり搭乗員教育に尽力してきた髙川博孝3佐(当時、特昇2佐)が5月22日、徳島教育航空群で現役最後のフライトを終えた。髙川2佐は海自34期航空学生としてパイロットの道を歩み始め、各部隊での任務と経験を重ね、最後は202教育航空隊の教官として後進の育成に従事した。海上自衛官のみならず海上保安官のパイロット育成にも携わり、多くの搭乗員を送り出してきた。


不審船対処で海自・海保が連携強化 新潟沖で実動訓練
不審船を体当たりで止める海上保安官ら(6月3日、新潟沖)=海上保安庁提供 海上自衛隊は6月3日、海上保安庁と新潟県沖で共同訓練を実施した。護衛艦「おおよど」(艦長・岩田弘毅2佐、5哨戒防備隊=大湊)、ミサイル艇「はやぶさ」(艇長・渡邉剛3佐、4哨防隊=舞鶴)と8、9管区海上保安本部の巡視船「ひだ」「さど」「わかさ」が、重要施設に向かう不審船の共同追尾から停船措置までを演練した。停船時の安全確保と通信の連携を確認して共同対処能力を強化させた。


幹候校で卒業式 医科・歯科・看護科・キャリア採用幹部が修了
答辞を述べるキャリア幹部の小林1尉(5月29日、前川原駐屯地) 【陸幹候校】陸上自衛隊幹部候補生学校(学校長・香川賢士将補)は5月29日、62期医科・歯科幹部候補生課程、9期看護科幹部候補生課程、1期キャリア採用幹部課程の教育を修了し、卒業式を行った。


日蘭の友情にひび入らず 両防衛相がW杯観戦で盛り上がる
イェジルゲス国防相(中央)とW杯を観戦した小泉大臣(右)=東京都港区の在日オランダ大使館(6月15日、小泉氏のXより) 日蘭の友情にひびは入らず――。サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会で6月15日(現地時間14日)、グループFの日本―オランダ戦が行われた。この日、小泉進次郎防衛相は東京都港区の在日オランダ大使館でディラン・イェジルゲス=ゼゲリウス副首相兼国防相と試合を観戦。結果は2―2の引き分け。圧倒的なアウェーの中で日本を応援した小泉大臣はXで「友情は維持されました(笑)」と笑顔を見せた。


小休止(2026年6月25日)
▽…京都地本は5月12日から15日まで、桂駐屯地、阪神基地、奈良基地の協力を得て、京都市立洛南中学校と花山中学校の2年生13人のチャレンジ体験を実施した。テーマは「自らをみつめ、生き方について考えを深める」。 ▽…自衛隊の概要説明や防災講話、基地内見学のほか、基本教練、ロープワーク、訓練支援艦での体験航海=写真=など多様なプログラムを体験した。生徒たちは初めての訓練に戸惑いながらも積極的に取り組み、「もっと厳しくても大丈夫」「食事がおいしかった」などの声が寄せられた。 ▽…参加理由を尋ねると、「駐屯地の仕事を知りたかった」「一番おもしろそうだった」「興味があった」などと回答し、生徒たちが主体的に参加を選んだことがうかがえた。(京都地本)


両陛下公式訪問 政府専用機運航 オランダ・ベルギー
政府専用機ボーイング777-300ER(空自提供) 航空自衛隊特別航空輸送隊(千歳)のB777政府専用機は6月13日から26日までの予定で、天皇皇后両陛下のオランダおよびベルギーご訪問に伴う国外運航任務に当たっている。 政府専用機は13日に羽田空港を出発し、翌14日にオランダのアムステルダム空港へ到着。20日には同空港を発ち、ベルギーのブリュッセル空港へ移動した。26日にはブリュッセルを出発し羽田へ帰国する予定だ。 天皇皇后両陛下は、オランダ国王およびベルギー国王の招請を受けて、両国を公式訪問された。 オランダではウィレム・アレクサンダー国王夫妻と共に、サッカーW杯で対戦する両国代表の試合を観戦され、引き分けとなった熱戦を振り返りながら選手たちの健闘を称え合われた。


日韓防衛協力が新段階に SAREX再開・技術協力で連携強化
安国防相(左)と握手を交わす小泉防衛相(6月28日、韓国・ソウル)=いずれも防衛省提供 小泉進次郎防衛相は6月28日、韓国・ソウルで安圭伯(アン・ギュベク)国防相と会談し、両国の防衛協力・交流を安定的に発展させる方針で一致した。捜索・救難共同訓練(SAREX)の再開や空中給油支援など、日韓の防衛協力が具体的に進展する中、防衛装備・技術協力の可能性についても意見を交わした。


陸自の民間力活用 北宇都宮駐屯地で新たな業務委託へ
エアロファシリティーの社員(右側)と陸自隊員が共同で練習ヘリコプター「TH480B」の整備を行う(エアロファシリティー社提供) 陸上自衛隊は厳しい募集環境を見据え、2024年3月21日に「民間力活用推進班」を陸上幕僚監部内に設置した。業務の一部を民間業者などに委託することで、自衛官が本来任務に専念できる体制づくりを推進している。発足から2年が過ぎ、陸自の民間力活用の取り組みはますます拡大している。これまでの成果と北宇都宮駐屯地における新たな取り組みを取材した。 (寉見陽平)


トルコ国防産業庁長官が来日 小泉防衛相と会談、防衛装備協力を協議
ギョルギュン長官(手前左から2人目)と小泉大臣(右から2人目)が会談(6月16日、防衛省)=防衛省提供 トルコ大統領府直属の組織で、同国の防衛装備行政を担当する国防産業庁(SSB)のトップ、ハルク・ギョルギュン長官が6月16日、防衛省を訪れ、小泉進次郎防衛相と会談した。






