【熊本地震】自衛隊、熊本で給水・入浴・物資支援を拡充 小泉防衛相「猛暑下で命守る支援を」

小泉進次郎防衛相は8月3日、防衛省で臨時会見を開き、熊本県内で続く自衛隊の支援態勢を報告した。活動規模は前日と同じ5100人態勢を維持し、給水、入浴、医療機関への緊急対応、艦艇による生活支援など多岐にわたる支援を展開している。小泉防衛相は「猛暑の中で被災者の命を守るため、必要な支援を必要な場所へ確実に届ける」と述べ、継続的な支援に強い姿勢を示した。
給水支援では、県内の断水が約6万9000戸に及ぶ中、西部方面特科連隊と第42即応機動連隊が活動を続けている。2日は58カ所で412トンを給水し、累計は約1539トン、延べ約77万人に達した。3日は50カ所で給水車87両、隊員約230人が支援に当たっている。
人工透析に必要な水の不足に対応し、2日は宇城市、宇土市、八代市、菊池市の計8病院に223トンを供給し、3日も同規模の給水を継続している。
入浴支援は陸海空の各自衛隊が連携し、熊本市、宇城市、八代市、氷川町の4カ所で実施。2日からは氷川中学校で航空自衛隊の水再生循環システムシャワーを使った支援を開始した。
防衛省が借り上げている民間船「はくおうⅡ」(総トン数1万7000トン)が4日夕に到着する予定だ。同船は最大約700人を収容可能で、個室や大浴場、レストランを備えた高い生活支援能力を持つ。2024年1月の能登半島地震でも、被災者の入浴や宿泊を受け入れるなど生活支援に活用された。
宇城市の小川防災拠点センターと宇土市役所での入浴支援開始に向け調整しており、実現すれば県内5市町での提供となる。女性被災者への配慮として女性隊員も配置する。
八代港では掃海母艦「ぶんご」に代わり、大型輸送艦「くにさき」が停泊し、入浴、洗濯、充電、健康相談、キッズスペースなど多機能支援を展開している。2日の入浴者は約250人で、3日から終了時刻を午後10時に延長した。
物資支援では、陸自第8後方支援連隊が9市町42カ所の老人ホームなどにペットボトル水1100箱を配送した。加えて、経済産業省と連携し、空自小牧基地から水循環型シャワーセット80セットをC2とC130輸送機で高遊原分屯地へ輸送した。このほか、PFI船舶「はくおうⅡ」を八代港へ寄港させ、入浴・宿泊・食事支援を大規模に展開する。












