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主要ニュース


【解説】防衛省27年度概算要求を読む AI・無人アセットで「防衛力の変革」へ
河上康博氏(かわかみ・やすひろ) 笹川平和財団 日米・安全保障研究ユニット総括・交流グループ長兼主任研究員 防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊。掃海部隊指揮官や防衛大学校教授などを歴任した。2020年に海将補で退官し、21年から現職。放送大学大学院修士課程修了。専門は安全保障戦略、海洋安全保障、国防論。岡山県出身、61歳。 衛省が公表した2027年度予算案の概算要求は、「防衛力の変革」を掲げ、人工知能(AI)や無人アセット、スタンド・オフ能力、宇宙・サイバーなど9項目を3本柱に再整理した異例の内容となった。「安保3文書」改定を前提に、5年以内の抑止力強化を目指す。政府の「強く豊かな日本」投資枠との連動も視野に入る今回の概算要求の狙いについて、笹川平和財団の日米・安全保障研究ユニット総括・交流グループ長兼主任研究員の河上康博氏に解説してもらった。


笹川平和財団が人的基盤強化を提言 自衛官13万人時代を見据え総力体制求める
笹川平和財団の角南篤理事長(左)から提言書を受け取る小泉防衛相(9月2日、防衛省) 笹川平和財団の「安全保障戦略のあり方(人的基盤の強化)研究会」は9月2日、防衛力の人的基盤強化に向けた提言を発表し、小泉進次郎防衛相に手渡した。人口減少の加速と安全保障環境の悪化を背景に、防衛力を自衛隊だけで支える従来の発想から脱却し、政府、自治体、企業、国民を含めた総力体制の構築を求めた。


空自 ASM3改に対空能力 対レーダーミサイル取得も
F2から発射されたASM3=防衛装備庁提供 森田雄博航空幕僚長は9月1日の定例会見で、2027年度概算要求に盛り込んだ新装備の取得方針を説明した。焦点となったのは、従来対艦ミサイルとして開発されたASM3改に対空能力を付与する方針と、F35A・Bに搭載可能な対レーダーミサイルAARGM―ERの取得要求だ。


高市首相が初訓示 安保3文書改定へ「変化を恐れず踏み込む」
儀仗隊を巡閲する高市首相(中央右)と小泉防衛相(9月2日、防衛省) 防衛省は9月2日に「令和8年度自衛隊指揮官幹部会同」を開き、高市早苗首相が自衛隊最高指揮官として初めて訓示した。急速に変化する安全保障環境を踏まえ、年内の「安保3文書」改定に向けた決意を示し、「昨日までの平和は、明日からの平和を保証しない」と訴えた。続いて小泉進次郎防衛相が訓示し、現場が抱える課題に向き合い改革を進める必要性を強調。幹部に「変革の担い手」としての役割を強く求め、防衛力強化と組織改革を進める姿勢を鮮明にした。


GCAPが新段階へ カナダ初参加などが議題
委員会の冒頭であいさつする宮崎副大臣(9月1日、防衛省) 防衛省は9月1日、宮崎政久副大臣を委員長とする「次期戦闘機システム開発推進委員会」を開き、日英伊が共同開発する「グローバル戦闘機プログラム(GCAP)」が国際協力と予算措置の両面で新たな展開を迎えたことを明らかにした。


YS91で日米豪が領域横断作戦を検証 3カ国の連携要領を確認
握手を交わす陸上総隊司令官の遠藤陸将(中央)、米第1軍団長マクファーレン中将(右)、豪陸軍第1師団長コリンバーン少将(9月2日、朝霞駐屯地) 日米豪共同指揮所演習「YS(ヤマサクラ)91」の訓練開始式が9月2日、陸上自衛隊朝霞駐屯地で行われた。演習は北海道と九州・南西諸島地域が侵攻される有事を想定し、3カ国の連携要領を確認するもので、今年で46回目。期間は8月29日〜9月10日で、旭川、東千歳、朝霞、善通寺、健軍、北熊本、沖縄県内の各駐屯地で実施した。


海自とインドネシア海軍共同訓練 「ガルサメックス」実施
相模湾を航行する「イ・グスティ・ングラ・ライ」(手前)と「おおなみ」(8月8日)=海自提供 海上自衛隊は8月8日、相模湾でインドネシア海軍と共同訓練「ガルサメックス」を実施した。護衛艦「おおなみ」(艦長・飯尾啓正2佐、6水上戦群=横須賀)、SH60K哨戒ヘリとインドネシア海軍のフリゲート「イ・グスティ・ングラ・ライ」が戦術運動や通信訓練を通じて連携を強化した。


みちびき7号機に米軍SDAセンサー搭載 宇宙監視で日米協力が深化
打ち上げが成功した「H3ロケット」9号機。準天頂衛星「みちびき7号機」が無事、軌道に投入された(8月11日、JAXA種子島宇宙センター)=同センターのXより 次世代主力ロケット「H3」9号機が8月11日未明に打ち上げに成功し、搭載された準天頂衛星「みちびき7号機」は予定軌道に投入された。日本独自の測位衛星システムは将来の「7基体制」構築に向けた整備が一段と進み、安全保障上の要となる宇宙インフラの自立性を高める上で重要な一歩となった。 (船木正尋) 自衛隊の測位網を強化


航空総隊 グアムの宿泊先復旧支援
台風の被害を受けたホテルでボランティア活動を行う隊員=いずれも航空総隊提供 台風被害で清掃 ヴァリアントシールド参加中 【航空総隊】米国主催の多国間訓練「ヴァリアントシールド2026」に参加するためグアムに展開していた航空総隊の部隊(総隊司令部、第7航空団、第8航空団、第4高射隊)は、台風被害を受けた宿泊ホテルの復旧を支援するボランティア活動を実施し、ホテル運営企業から感謝状を受け取った。


福島地本郡山地域事務所 中学校陸上部で設樂陸曹長が駅伝大会に向け臨時コーチ
陸上部員を激励する設樂曹長(右)=7月19日 【福島地本】「子どもたちに走る楽しさを伝えたい」という思いを胸に、生徒と共に汗を流しながら活動を続けているのが、福島地本の設樂(しだら)智博陸曹長だ。現在、須賀川市立西袋中学校の依頼を受け、9月の「中体連岩瀬支部中学校駅伝競走大会」に向け、同校陸上部33人の臨時コーチとして早朝練習を指導している。


最新鋭潜水艦「はくげい」、初のハワイ派遣へ 米国派遣訓練に参加
記者会見に臨む齋藤海幕長(9月8日、防衛省) 斎藤聡海上幕僚長は9月8日の定例記者会見で、ハワイ諸島周辺海域で行われる米国派遣訓練に最新鋭のたいげい型潜水艦「はくげい」を派遣すると発表した。同艦には幹部を含む5人の女性隊員が乗艦する。たいげい型のハワイ派遣は初めてで、同海域での訓練に女性隊員が参加するのも今回が初となる。


日米豪空軍種間後方部門 相互運用性・互換性を強化へ
左から、豪空軍のプルフォード部長、空自藤永部長、 米空軍のアルレッジ部長=航空自衛隊提供 【空幕】航空幕僚監部装備計画部長の藤永国博空将補は、7月7日から9日までオーストラリアを訪問し、アメリカ空軍参謀本部後方部長のエリザベス・アルレッジ少将およびオーストラリア空軍本部後方部長のナターシャ・プルフォード准将と共に、日米豪3カ国空軍種間による後方部門の協力に関する文書に署名した。


令和8年版 防衛白書(要旨)
令和8年版 防衛白書 安全保障環境に警鐘 「戦後最も厳しく複雑」 令和8(2026)年版の「防衛白書」が8月4日に閣議で了承された(本紙8月6日付1面既報)。各国の情勢分析では、中国は不透明な国防費拡大と空母の太平洋進出を続け、北朝鮮は核・ミサイル開発とロシアとの軍事協力を深化させていると指摘。こうした中で、日本を取り巻く安全保障環境は「戦後最も厳しく複雑」と警鐘を鳴らす。さらに防衛関係費は初めて9兆円を突破し、防衛力強化に向けた防衛技術も重点的に言及した。A4判変形全598ページ。8月21日から市販されており、価格は1870円(税込)。概算資料を基に紹介する。(船木正尋)


キロ級潜水艦が再び与那国周辺航行 ロシア艦艇の活動続く
㊤キロ改級潜水艦、㊦イゴリ・ベロウソフ級潜水艦救難艦=統幕提供 海上自衛隊は8月13日午後4時ごろ、ロシア海軍「キロ改」級潜水艦と「イゴリ・ベロウソフ」級潜水艦救難艦が与那国島(沖縄県)南約80キロの海域を北東進するのを確認した。両艦は同島と西表島の間から東シナ海へ向かった。7月1~2日に対馬海峡を、19日に与那国島と西表島の間を南西進したものと同一。5哨戒防備隊(大湊)の護衛艦「おおよど」が警戒監視・情報収集した。 16日午前11時ごろにも、2隻が対馬(長崎県)南西約170キロの海域を北東進するのを確認した。これらは翌17日にかけて同海峡から日本海に出た。3機雷戦隊(佐世保)の掃海艇「たかしま」と4航空群(厚木)のP1哨戒機が警戒監視・情報収集を行った。 14日午前1時ごろ、「タランタルⅢ」級ミサイル護衛哨戒艇4隻(916、946、971、978)が宗谷岬(北海道)北東約40キロの海域から同海峡を西進するのを確認した。これらは9日にも同海峡を東進している。2航空群(八戸)のP3C哨戒機が警戒監視・情報収集した。 15日午前4時ごろにも、「ウダロ


秋篠宮ご夫妻乗せパラグアイ往復政府専用機
政府専用機のボーイング777(B777) 空自衛隊特別航空輸送隊(千歳)のB777政府専用機は、秋篠宮皇嗣同妃両殿下のパラグアイ公式訪問に伴い、8月18日から26日まで国外運航を実施した。
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