インド太平洋の空の結束、ハワイで鮮明に森田空幕長、多国間連携を実質強化
- 5月21日
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森田雄博航空幕僚長は5月11日から16日まで米国ハワイを訪問し、「太平洋地域空軍参謀長等シンポジウム(PACS26)」に出席した。米国を中心とするインド太平洋諸国の空軍トップらと相次いで会談し、19日の定例会見では「相互理解を深め、各国との連携強化を確認できた」と成果を強調した。
シンポジウムには、米国のケネス・S・ウィルズバック空軍参謀総長、ケヴィン・B・シュナイダー太平洋空軍司令官をはじめ、オーストラリア、英国、ドイツ、フランス、韓国、フィリピンなど主要国の空軍トップが参加。森田空幕長はパネルディスカッションにも登壇し、インド太平洋の安全保障環境や同盟国・同志国との協力の在り方について意見交換した。
会期中、森田空幕長は豪空軍本部長のスステファン・チャペル中将、仏航空宇宙軍参謀総長のジェローム・ベランジェ大将、独空軍総監のホルガー・ノイマン中将、比空軍司令官のアーサー・コーデュラ中将、韓国空軍参謀次長のパク・ギワン中将、英空軍参謀長のハーヴィ・スミス大将らと個別に会談を実施。さらに日米韓や日米豪比の多国間会談も行い、地域情勢認識を共有するとともに、今後の協力方針を確認した。
多国間協力を強化する背景には、中国による軍事活動の活発化や北朝鮮のミサイル発射を受け、空軍間の即応性や相互運用性を高める必要性が増していることがある。航空戦力は領空警戒、情報収集、迅速な展開能力など、地域安定の基盤を支える役割を担う。森田空幕長は「信頼関係こそ連携の基盤」と述べ、継続的な対話の重要性を強調した。
今回の訪問は、日米同盟を軸にしつつ、欧州諸国やアジア近隣国との協力を多層的に広げる動きが鮮明となった。空自は今後も多国間訓練や装備協力を通じ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を強化していく方針だ。












