税務署員うつうつ日記 大蔵主税 著
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世間一般にとって税務署は“警戒すべき、怖い存在”。しかし実際に足を踏み入れてみると、そこにあるのは人間臭い営みや社会の縮図だと著者はいう。
滞納者と対峙(たいじ)する徴収部門や企業の税務調査を行う法人課税部門、窓口に立つ管理運営部門など、さまざまな現場を渡り歩いてきた。現役職員だからこそ語れる空気感や日々の業務、その中で抱いた思いをつづる。
税金を徴収する側と納める側、それぞれの事情や葛藤にも触れており、税務行政の現場を身近に感じさせる。税務署員として働く中で直面した戸惑いや苦悩、印象に残る人々との関わりも随所に描かれており、一人の公務員の仕事観や人生観もうかがえる。
大蔵主税(おおくらちから)のペンネームで執筆し、30年超に及ぶ税務署員人生で実際に見聞きし、肌で感じた「ありのままの税務署」を描いた。三五館シンシャの「職業日記シリーズ」の一冊。
(発行=三五館シンシャ、発売=フォレスト出版、1540円)












