葬式坊主なむなむ日記 松谷真純 著
2 日前
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更新日:15 時間前
「派遣僧侶業界にとどまらず、仏教界や宗門の内情にも触れながら、奇妙でおかしなこの世界の全貌を明らかにしたい」――。
檀家(だんか)の減少による寺院経営の厳しさから、還暦を過ぎて派遣会社に登録し、僧侶として葬儀現場へ赴くことになった著者。日記形式でまとめられた本書には、派遣僧侶として各地の葬儀や法要に携わる日々がつづられている。
檀家制度の変化や少子高齢化、価値観の多様化などにより、寺院を取り巻く環境は大きく変わり、家族葬や直葬の増加、墓じまいの広がりなど、従来の葬送の在り方も様変わりしている。
読経や戒名、法要といった仏教儀礼の実情に加え、遺族とのやり取りや僧侶同士の人間関係など、一般には知る機会の少ない世界についてユーモアを交えながら紹介する。各話には本文の背景や関連事項を補足する解説も添えられている。
軽妙な語り口ながら、地方寺院の現状や宗教の役割、人生の最終段階における「弔い」の意味を考えさせられる。葬儀の現場から社会の変化を見つめた一冊だ。
(発行:三五館シンシャ、発売:フォレスト出版刊、1540円)













