英語史で解く英文法の謎 なぜ「3単現のs」をつけるのか 堀田隆一 著
9月16日
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更新日:9月17日
英語の文法には、学校で学ぶ規則だけでは説明しきれない「なぜそうなるのか」という疑問が少なくない。本書は、こうした素朴な疑問に対し、英語の歴史的変遷を手がかりに解説する。古英語から中英語、近代英語へと姿を変えてきた過程をたどりながら、現在の英文法がどのように形づくられたのかを丁寧に示す。
たとえば「3単現のs」や不規則動詞の形、語順の固定化など、学習者がつまずきやすい項目を取り上げ、英文法の素朴な「なぜ」について歴史的背景とその面白さを導いてくれる。
文法を「暗記すべき規則」ではなく「言語の進化の結果」として捉えることで、英語の仕組みが立体的に見えてくるのが本書の魅力だ。
著者は英語史を専門とし、最新の研究成果も踏まえながら、学習者にも読みやすい平易な語り口でまとめている。英文法の背景を知ることで、英語を学び直すきっかけにもなるだろう。
(NHK出版刊、1078円)













