朝雲寸言(2025年8月28日付)
- 2025年8月28日
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更新日:6月8日

先日エレベーターで外国人とおぼしき若い男女と遭遇した。服装や容姿から普通の日本人との違いはない。しかしどこか違和感があり日本人ではないと確信した。
街を歩けば多くの外国人を見かける。アジアからの旅行者は多様だが日常の所作が似ているようで少し違う、そんな違和感を持つ人も多いのではないか。
我が国の在留外国人の数は年々増加している。昨年度の法務省の資料によれば、旅行者や短期の訪日外国人を除いて約360万人の外国人が日本で暮らしているという。その上位の国別の人数は次の通りだ。4位フィリピン34万人、3位韓国41万人、2位ベトナム60万人そして1位は中国84万人である。
さらに都道府県別の在留外国人の上位を見ると4位神奈川県28万人、3位大阪府31万人、2位愛知県32万人、1位は東京都で70万人である。
交通手段や通信インフラの発達によって我が国の国際化は一層進展しており、地域社会と増え続ける在留外国人との軋轢(あつれき)なども政治的な争点として顕在化しつつある。
欧州や米国では、移民排斥運動や不法移民の取り締まりの動きがある。公式には移民政策を採らないという我が国も労働力として外国人の受け入れを拡大している。今や移民問題は先進各国が抱える大きな課題となっているのだ。
在留外国人問題は日本人にとって身近な社会問題であるばかりでなく国家の課題なのである。
(2025年8月28日付『朝雲』より)







