朝雲寸言(2025年4月17日付)
- 2025年4月17日
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更新日:6月8日

昇進(任)に異動。4月は人事の季節でもある。この時期、数多(あまた)の自衛隊員が新しいポストに就く。希望していたポストに就けた人もいれば、動きたくないのに異動になる人。同じ辞令でも明暗が分かれるし、昇任したが単身赴任で家族と離れ離れになる悲喜こもごもの辞令もあるだろう。
本人だけではない。次に来る上司は誰か、あるいは気心の知れた同僚や部下が異動する。「えっ、俺が!」「どうしてあの人が?」。官民問わず、職場ではさまざまな人間模様が展開される。人事は、本人の能力だけではなく、「星の巡り」が作用するものだ。しかし、昇進はめでたいと思うのだが、どうもそうでもないらしい。
『日経ビジネス』誌3月10日号で「続・管理職罰ゲーム」という特集が組まれた(2年前の続編)。日本能率協会マネジメントセンターが実施した一般会社員を対象としたアンケート調査によると、77・3パーセントが「管理職になりたくない」と回答。理由として管理職は「働き方改革」や「コンプライアンスの強化」への対応に忙殺されることなどが挙げられていた。
あくまでこの調査は企業人を対象としたもの。では、自衛官はどうなのだろう。ある幹部自衛官に尋ねると、「数は少ないだろうが、そういう輩(やから)もいる」とのこと。価値観多様化の時代、何に喜びを見出すかは十人十色だ。しかし、あえて言いたい。「昇任(進)したみなさん、おめでとうございます」
(2025年4月17日付『朝雲』より)







