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国防神社 古代から大東亜戦争、そして現在 久野潤 著

  • 2 日前
  • 読了時間: 1分

各地に点在する国を守るための祈りの場――国防と神社の知られざる関係を立体的に描いた。


著者は、15年にわたり全国600社以上を巡り、戦争経験者への聞き取りを重ねてきた歴史学者。その圧倒的なフィールドワークが本書の骨格を成している。


引き込まれる点は、神社を単なる宗教施設としてではなく、「国の歴史と精神の連続性を映す鏡」として読み解く視点だ。


旧海軍艦艇に祀(まつ)られた艦内神社や、各地の招魂社、楠木正成や西郷隆盛を祀る社など、歴史の節目に登場する「祈りの場」が、どのように国防意識と結びついてきたのかを丁寧に説明している。


また旧皇族の竹田恒泰氏との対談も収録し、神道と国家観、そして現代の私たちが見落としがちな「祀る」という行為の意味を掘り下げる。


神社といえば「静かな場所」を思い浮かべがちだが、その背後にあるダイナミックな歴史の流れを可視化し、祈りがどのように国を支えてきたのかが見えてくる。読み終えた後、思わずどこかの神社に参拝したくなるだろう。


(ワニブックス刊、1980円)


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