何がダサいを決めるのか 平芳裕子 著
- 5 日前
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ファッションの世界はおしゃれ至上主義である。しかし、世間一般の価値観は少し違っているようだ。本書では東京大学でファッションに関する講義を行った著者が、現代のファッション心理を歴史や社会背景を振り返りながら解き明かしていく。
ネット上では年相応でその人に似合っていないファッションをする大人が「パーカーおじさん」「カジュアルおばさん」といった名前で呼ばれ批判されてしまう。就職活動やビジネスの場では当然のようにスーツやヒールの高い靴が求められる。
その場にふさわしく、マナーを守り、年相応でなくてはならない。そこから逸脱したファッションは「ダサい」と呼ばれ、悪のように扱われる。そんなどこか窮屈で、不自由な空気がファッションの世界には蔓延(まんえん)しているのだ。
「なぜ他人の服装が気になってしまうのか」「パーカーが支持されるのはなぜか」「ビジネスではなぜスーツを着るのか」「ふさわしさとはどのように決まるのか」――。
ファッションの評価基準はどのように生まれ、何がダサいを決めているのか。
身近な服装をとりまく習慣や歴史を知ることで、私たちが囚(とら)われているファッションの常識をアップデートするための一冊だ。
(ポプラ社刊、1078円)













