日本消滅 今なら間に合う、保守の団結 平井宏治 著
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本書は、経済安全保障の専門家である著者が、現在の日本が直面している外国勢力の静かなる侵略と存亡の危機を鋭く浮き彫りにし、真の国益を守るために保守層の団結を呼びかける一冊である。
著者は、保守を謳(うた)う自由民主党が近年の政権下において変質し、日本の国益や伝統的な価値観を自ら毀損(きそん)していると厳しく批判している。
本書の最大の読みどころは、それが単なるイデオロギー的な政治批判にとどまらない点にある。
著者の実務経験に裏打ちされた「経済安全保障」という冷徹なファクトに基づき、日本の危機的状況を論理的に解き明かしている。
具体的には、メガソーラーの乱開発などを取り上げ、日本のエネルギー・インフラや国土がいかに中国をはじめとする外国資本に依存・侵食され、安全保障上の重大なリスクを抱えているかを詳細に解説している。
また、過去の政権に対する批判も痛烈だ。小泉内閣が推進した労働規制緩和や郵政民営化などを例に挙げ、行き過ぎた競争原理を強いる「新自由主義」の価値観は日本の伝統や文化にそぐわず、結果として国力の衰退につながったと断じている。
これらの事実を目の当たりにすることで、「日本消滅」というタイトルが決して誇張ではないことを読者に痛感させる作品である。
(ワニブックス刊、1870円)












