朝雲寸言(2025年1月30日付)
2025年1月30日
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更新日:6月8日

厳しい寒さも和らいできたようだ。冬の終わりと共に花粉症の季節がやってきた。野外で行動することの多い自衛官諸兄・諸姉にとっては厳しい季節の始まりであるのだろう。
近年、花粉症が増加した背景にはスギなど花粉量の増加や地球温暖化、食生活の変化や都市化による花粉の滞留などが関係しているという。
我が国だけの現象かと思い世界の花粉症について調べてみると、地域によって生育する草木が異なるため花粉症を引き起こす原因もさまざまであるものの総じて世界各国で花粉症は増加しており先進国ほど無視できない深刻さにあると指摘されている。
私事ながら自衛官時代には全く無縁であった花粉症を数年前に突然発症した。花粉を吸い込み、体内に生まれる抗体の量が一定の水準を超えると花粉症は突然発症する。症状に至るまでに要する期間は20年以上とも言われ働き盛りの年齢で突然発症するのはそのためだという。
アスファルトに覆われた都会では雨が降らない限り花粉は地面にいつまでも残っている。スギの生えていない都会だからこそ花粉症は増加するのである。
ちなみに海上自衛隊では護衛艦が洋上にある時、乗り組んでいる隊員に花粉症は発症しないという話を聞いた。真偽のほどは定かではない。気象予報士によれば今年は花粉の量が昨年より増えるらしい。コロナ、インフルエンザ、花粉症とマスクを着ける日々は続くということか。
(2025年1月30日付『朝雲』より)







