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15歳からのインテリジェンス うえだ あつもり著

  • 2025年11月27日
  • 読了時間: 1分

更新日:5月15日


インテリジェンスの本来の意味と価値を、大人から子どもへと手渡していく必要がある――その思いが物語を通して描かれている。


虫の目、鳥の目、魚の目。多様な視点をつなげて考えることで意味ある情報が生まれる。さらにコウモリの目は相手の立場や異なる文化・価値観から物事をとらえる柔軟な発想を、トンボの目は状況に応じて視点を変え、多角的に情報をとらえる力を象徴する。


防衛省で情報分析官として勤務した著者は、語られなかったことや触れられなかったことに意味を見いだすまなざしこそが、情報に振り回されない「静かな力」になると説く。情報源の信頼性、内容の正確性、そして有用性を吟味する姿勢が欠かせない。発信者には、何を発信しどう受け取られるかまでを考える責任がある。


情報が正しいか、自分の視点がずれていないか、思考のくせ(バイアス)がないかを問い直すことも重要だ。仮説や情報は面白さで評価されるのではなく、目的にどれだけ貢献するかが本質である。正解のない問いに向き合い、自分の頭で考え、判断する力を養うことがこれからの時代を生き抜くための必須の力だ。


(並木書房刊、1,650円)

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