不穏な時代に読む 戦争の常識100 かのよしのり 著
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更新日:18 時間前
乱世の現実を直視する安全保障の基礎がテーマ別に分かる。
国際秩序が揺らぎ、戦争の影が日常のニュースとして流れてくる今、私たちは基礎知識として国際情勢や戦争について学ぶべきではないだろうか。
本書は、戦争・軍事・安全保障の「常識」を100項目に整理し、複雑化する世界情勢を読み解くための視座を提示する。著者のかのよしのり氏は、銃器関連など軍事の論考で知られ、平時の感覚では理解しにくい戦争の論理や国家の行動原理を、平易な言葉で解説する。
特徴的なのは、国家がなぜ武力を持ち、どのように抑止が成立するのかなど、淡々と示す点だ。ウクライナ戦争や中東情勢、台湾海峡の緊張など、現代の事例を踏まえつつ、禁止されているはずの戦争が「なぜ繰り返されるのか」説明する。
さらに、軍事力の役割、同盟の意味、情報戦の実態など、一般の人々が誤解しがちな領域を丁寧に補い、冷静に再定義する。
著者は日本の安全保障環境にも言及する。近隣諸国の軍事動向や抑止の現実を直視すべきだと説く。ただし感情論に流されず、事実に基づいて理解する姿勢を徹底する。
(並木書房刊、1870円)













