top of page

総力戦研究所と海軍第一委員会 工藤美知尋 著

  • 8 時間前
  • 読了時間: 1分


1941年夏、総力戦研究所は机上演習で「長期化したら負ける」と結論づけた。「その警告を軍部が無視した」という歴史は教訓として分かりやすい。


ところが本書は、政治の中枢になかった同所が軍を拘束できなかったことは役所の構造上「当然」と指摘する。


では、中枢で開戦を導いたのは――。


軍令部第一委員会の報告書「現情勢下ニ於テ帝国海軍ノ執ルベキ態度」では、日米の国力差と長期戦の不利を認めながら「現状打開のためにどうすべきか」を主眼に、開戦ありきの短期決戦を検討していた。


勝てなくても戦わなければ状況が悪くなるからとの理由で、「開戦は合理的」と判断していたのだ。


分析と政治の区別がなくなり、前提が固着する中で、組織の決定や暗黙の了解が正当化された歴史をつまびらかにする。


開戦の経緯を「軍部の暴走」「精神論」と一蹴せず、合意形成の構造にあった問題に迫る。


(並木書房刊、1980円)

すでに購読中の方はこちら

哲学を「人生の軸」にする本 富増章成 著

asagumo-digital-2.png

この国は災害から 国民を守れるのか 濱口和久 著

asagumo-digital-2.png

軍用ドローンの攻撃 ダリル・ジェンキンス、 デビッド・クライン 著、川岸卓司 訳

asagumo-digital-2.png

軍用ドローンの展開 ダリル・ジェンキンス、デビッド・クライン 著、小林恵介 訳

asagumo-digital-2.png

東大現代中国学 習近平時代の中国を問う 丸川知雄・伊藤亜聖 編

asagumo-digital-2.png

何がダサいを決めるのか 平芳裕子 著

asagumo-digital-2.png
300x250_01.png

アクセスランキング

1

次期戦闘機の設計加速

2

府中基地厚生センターにファミリーマート開店 基地限定商品も展開

3

スタンド・オフ電子戦機 飛行開発実験団へ配備

4

山口・土砂崩れで災派 行方不明男性を捜索

5

陸自、南鳥島で12SSM射撃訓練の準備完了 荒井陸幕長が会見で明らかに

71fJa38yRPL._AC_UY218_.jpg
71fJa38yRPL._AC_UY218_.jpg
71fJa38yRPL._AC_UY218_.jpg
300x250_02.png
300x250_03.png
300x250_04.png
bottom of page