哲学を「人生の軸」にする本 富増章成 著
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AI(人工知能)技術が急速に進化し、AIが単なる操作対象ではなく、悩みや疑問を気軽に相談できる存在へと変わりつつある。
便利さが増す一方で、私たちの思考そのものがAIに委ねられかねない時代に、改めて注目されているのが哲学だ。
予備校講師として教壇に立ちながら哲学研究を続ける著者が、過去の偉人たちの思想を手がかりに、人間が人間らしく生きるための「考える力」を探る入門書である。
「世界はなぜ存在するのか」「何のために生きているのか」「他人の意見に流されてしまう」「他人の目が気になる」――。人生で誰もが抱える問いに対し、ソクラテス、デカルト、釈迦はどのような答えを示したのか。
本書は、その思考の軌跡をたどりながら、自分自身の心で“哲学の旅”を追体験することを促す。
著者は、哲学者の説をうのみにするのではなく、一歩ずつ思考の道筋を踏みしめることが重要だと説く。
難解になりがちな哲学を日常の中で実践し、人生の軸として生かすための一冊だ。
(青春出版社刊、2200円)


