戦争論 レクラム版 カール・フォン・クラウゼヴィッツ 著、日本クラウゼヴィッツ学会 訳
- 4月8日
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クラウゼヴィッツの有名な言葉「戦争の本質は他の手段による政治の継続である」――。この思考を原典に即して読み解く入門書として評価されてきたレクラム版『戦争論』が、新装改訂版として生まれ変わった。
初版から四半世紀を経て、日本クラウゼヴィッツ学会が基本的な意義を損なうことなく、より正確なテキストとして再構成した。クラウゼヴィッツ思想の中核をなす第一編「戦争の本質について」、第二編「戦争の理論について」、第八編「戦争計画」など、戦略の骨格部分を中心にまとめている。
摩擦、偶然、情報の不確実性といった概念は、現代のリスク社会や安全保障環境にも通じる視座を提供する。
戦争の本質を政治との関係から捉えるクラウゼヴィッツの思考を、原典の流れに沿って解説している。
今回の改訂では、訳語の統一や文意の精査に加え、クラウゼヴィッツの生涯、『戦争論』の成立過程、現代戦への射程を論じた解説論稿を収録。初学者にも読み進めやすく、専門的な議論にも耐える内容となった。
研究者から安全保障分野の実務者まで幅広い読者に向けたクラウゼヴィッツ研究の定番テキストだ。
(芙蓉書房出版刊、3960円)












