実はサメなんです アクアワールド茨城県大洗水族館監修、 真崎なこ イラスト
- 3月19日
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「サメ=凶暴」という先入観をくつがえし、その実像を科学的視点から丁寧に解き明かす一冊。ホホジロザメやジンベエザメ、シュモクザメなど多様な種を取り上げ、体の大きさや形状、食性、行動、生息海域の違いを親しみやすいイラストと共に紹介する。
著者は「人を積極的に襲う危険生物」という印象が映画や報道によって強められてきた経緯に触れ、世界の事故統計や研究データを基に実態を示す。さらに、世界に500種類以上いるとされるサメの仲間の多くは小さくておとなしく、一見するとサメに見えない種や、思わず「かわいい」と感じるものも少なくないという。
数億年にわたり海で生き延びてきた進化の歴史や繁殖の多様性、頂点捕食者として海洋生態系の均衡を保つ役割にも言及し、個体数減少という現代的課題にも目を向ける。姿形からは想像もつかない「実はサメなんです」が数多く登場。恐怖の象徴だったサメのユニークな一面を知ることができる、見て楽しく読んで驚く「サメ図鑑」だ。
(1540円、マイクロマガジン社刊)












