永遠のAH―1Sコブラ 伊藤学 著
- 3月5日
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「古い機体だが、見た目は今でも最高にかっこいい」――。そう語るのは、長年この機体と空を共にしてきた現役パイロットだ。飛行時間が約3000時間を超えるというベテランは、この鉄の塊を「愛着が湧き、もはや仲間のようだ」と表現する。
世界初の攻撃専用ヘリコプターとして誕生したAH―1、通称「コブラ」。ベトナム戦争での実戦投入を機に、「攻撃ヘリ」という新たな兵器体系を世界に知らしめた。その後、同機を近代改修したものがAH―1Sである。
本書の魅力は、解説のバランスの良さにある。専門書の中には詳細を詰め込みすぎて理解しづらいものもあるが、本書は要点が適度に整理されており、読み手の理解を妨げない構成となっている。
各武装の射撃要領をはじめ、コクピット内に並ぶスイッチ類の操作、戦闘ヘリとしての隠蔽(いんぺい)を駆使した戦術など、初心者でも理解が進む内容だ。また、掲載されている写真も豊富で、実機のディテールを視覚的に把握できる点も大きい。
航空機ファンはもちろん、リアリティを求めるシミュレーションゲーム愛好家にとっても、実戦的な運用を知るための「教科書」となる一冊だ。
(並木書房刊、1800円)












