秀長と秀吉 天下を取った 豊臣兄弟と野望に生きた戦国武将たち 黒田基樹 監修
- 1月14日
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2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟」の放送を機に、あらためてその功績が注目されている豊臣兄弟の実像に迫る一冊だ。監修した黒田氏は同ドラマの時代考証を担当している。
本書は天下人である豊臣秀吉の異父弟であり、豊臣政権のナンバー2であった豊臣秀長に焦点を当てた。
秀吉が天才的な発想と行動力で天下へ駆け上がる一方で、秀長は「調整」と「実務」という極めて重要な役割を担った。寺社勢力や外様大名との交渉、兵糧の差配、そして兄の暴走を唯一止めることができる「ブレーキ役」としての姿が史実をもとに詳しく解説されている。
秀長の死後、秀吉は朝鮮出兵や千利休に切腹を命じるなど混迷を極めていく。本書を読むことによって秀長の死が日本史の大きな転換点になったことを理解できる内容だ。
また、関連人物の解説も見どころだ。著名な戦国武将たちの生涯をわかりやすくまとめている点や、彼らがどのように秀長を支えていたのかが描かれている。
ドラマや時代小説はもちろんのこと、戦国時代のゲームなどをプレイする際にも参考になるだろう。
(宝島社刊、1100円)












