【熊本地震】 PFI船「はくおうⅡ」を八代港へ派遣 最大700人収容の生活支援拠点に
更新日:8月7日

熊本県で最大震度7を観測した「令和8年度熊本地震」で、自衛隊は災害対応をさらに強化している。小泉防衛相は7月30日の第3回災害対策本部会議で、自衛隊の体制を前日の4600人から500人増強し、計5100人態勢で活動を継続していると報告した。さらにPFI(民間活力導入)船舶の派遣準備を進めていることも明らかにした。
防衛省によると、同省が借り上げている民間船「はくおうⅡ」(総トン数1万7000トン)を八代港へ派遣する。熊本県からの要請を受けた措置で、現在は兵庫県の相生港に停泊しており、出航準備を進めている。
同船は最大約700人を収容可能で、個室や大浴場、レストランを備えた高い生活支援能力を持つ。
2024年1月に発生した能登半島地震でも、被災者の入浴や宿泊を受け入れるなど生活支援に活用された。
給水支援は第42即応機動連隊(北熊本)を中心に展開し、前日は約140トンを給水、延べ約7万人に支援を行った。30日は新たに熊本市、菊池市、芦北町1カ所、氷川町2カ所が加わり、約20カ所で給水を開始している。医療機関への個別支援も進み、宇城市のうきクリニックなどにも給水を実施した。
海上自衛隊による物資輸送も本格化し、飲料水などの生活支援物資を積載した掃海母艦「ぶんご」、多用途支援艦「えんしゅう」「げんかい」、水中処分母船5号の計4隻が八代港へ到着した。液状化が進む岸壁を避けながら荷降ろしを進め、今後被災者へ届ける。
このほか、海自呉基地の災害救助犬3頭、航空自衛隊築城基地の災害救助犬2頭に加え、空自新田原基地の救助犬4頭も被災地に派遣された。

小泉防衛相は会議で「できることは全てやる」と強調し、人命救助を最優先に、給水、入浴、食事など生活支援を先手で展開する方針を示した。













