護衛艦“いずも”型
- 2025年12月16日
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更新日:1月19日
●艦種記号・艦番号・艦艇名
艦種記号 | 艦番号 | 艦艇名 | 年度 |
|---|---|---|---|
DDH | 183 | “いずも” | 22年度 |
DDH | 184 | “かが” | 24年度 |
平成26年度に除籍した「しらね」の後継艦として平成22年度に整備。基準排水量は海自史上最大の19,950トン。「ひゅうが」型の設計を基に大型化し、指揮中枢艦としての機能を強化したもので、27年3月に就役した。
「ひゅうが」型同様、上部構造物を右舷側に配置したアイランド方式で、全長は「ひゅうが」型より51メートル長い248メートル。哨戒ヘリコプター7機、救難・輸送ヘリコプター2機を搭載可能。ヘリの発着スポットは5つで、同時に5機の各種ヘリの発着艦が可能だ。各種アンテナの配置や通信区画などは、長期運用に耐える拡張性を持たせるため、空間的に余裕のある設計となっている。
「いずも」は「ひゅうが」型に比べて航空機運用能力が強化され、広い艦内スペースを利用しての医療・輸送・補給能力も向上。大規模災害救援での活躍が期待されている。
装備面では「ひゅうが」型にあった艦対空誘導弾の垂直発射装置は搭載されないが、個艦防御用にSeaRAMが追加されている。SeaRAMは、高性能20ミリ機関砲CIWSのバルカン砲を近接防空用のRIM−116RAMミサイル発射機に取り替えたもので、CIWSのミサイル版ともいえるもの。基本的にはイージス艦などを随伴させて行動するため、単艦で行動することは少ない。
輸送、補給機能としては、大型サイドランプを使って陸上自衛隊の3.5トントラック約50両を艦内に収容でき、航行中に他の艦艇に燃料を補給できる。災害時の洋上医療拠点の役割を担えるよう、医療用ベッドは「ひゅうが」の8床に対して35床に増やしており、ヘリで運ばれた患者の緊急治療も行える。艦内には450人を収容できるベッドがあり、被災者救援、邦人輸送、国際緊急援助活動にも活用できる。
なお、「かが」は垂直着艦・短距離発艦が可能なF−35B戦闘機搭載のための改修工事の一部を終えた。この工事により艦首の形状が台形から四角形になった。
●主要目
基準排水量 | 19,950t |
|---|---|
長さ | 248m |
幅 | 38m |
深さ | 23.5m |
喫水 | 7.2m |
船型 | 全通飛行甲板型 |
主機 | ガスタービン4基2軸 |
出力 | 112,000PS |
速力 | 30kt |
乗員 | 約470人 |
●主要兵装
高性能20mm機関砲(CIWS)×2、対艦ミサイル防御装置(SeaRAM)×2、魚雷防御装置一式、哨戒ヘリ7機、輸送・救難ヘリ2機。
建造所 | 起工 | 進水 | 竣工 | |
|---|---|---|---|---|
“いずも” | JMU横浜 | 平24.1.27 | 平25.8.6 | 平27.3.25 |
“かが” | JMU横浜 | 平25.10.7 | 平27.8.27 | 平29.3.22 |
























