歴史を変えた戦略家たち上・下 フィリップス・ペイソン・オブライエン 著 加藤洋子 訳、石津朋之 解説
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第2次大戦期を代表する指導者として必ず対比されるのがチャーチル、スターリン、ローズヴェルト、ムッソリーニ、ヒトラーの5人だ。
当時の世界情勢を左右した、いわゆる“ザ・ファイブ”について著者は「行動がいかに個人的かつ支離滅裂であったかを示したい」と、本書を書く動機について明らかにしている。
上巻は5人それぞれが指導者になる前にさかのぼり、「彼らの戦略的思考形成と全体像に迫る」。従軍体験などが若かりし5人に与えた影響を詳述する。
それらを踏まえ、下巻では「第2次大戦時の彼らの思考のぶつかり合いを見てゆく」。
下巻を読む醍醐味(だいごみ)について、著者はこう明解に表現する。
「欠点のある個人が流動的な状況下でいかに独自の選択を行ったかである」と。
たとえ優秀な部下からの助言や判断材料があろうとも「ザ・ファイブは聞く耳を持たず、良くも悪くもやりたいことをやってのけた」。
こうした戦略家たちの人生を垣間見て、今の世界情勢を考えてみるのもいいだろう。
(東京堂出版刊、上・下巻とも3080円)













