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台湾有事と憲法改正 西修 著

5月20日
読了時間: 1分

更新日:5月21日


憲法9条2項に「戦力は、これを保持しない」とある。「自衛隊は?」という問いに政府はさまざまな解釈を答えてきた。そうした理論武装で冷戦を生き抜いた自衛隊の歴史は、明治維新から終戦まで77年間存在した旧軍の歴史を超えようとしている。


今や国民の9割が戦後生まれで戦争や軍隊は対岸の火事。軍人ではない「迷彩服を着た特別職の公務員が国を守ってくれる」と教わってきた。


終戦から80年。集団的自衛権の行使と防衛装備移転ができるようになり、国家情報局が創設される。「国論を二分する政策」が進められ、もし国民投票となったらどうするか。


本書は、憲法制定の経緯や政府答弁のほか、外国憲法と比較して、政府や自衛隊が抱える課題と憲法議論の論点を浮き彫りにする。


「正義と秩序を基調とする国際平和を“誠実に”希求」するためにはきれい事も本音も知識も必要だ。

ウクライナやイラン情勢の先行きが見えない中、自分たちの国を「誰がどのように守るのか」考えずにはいられない。


(育鵬社刊、1980円)

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