宇宙安保の多国間連携強化
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防衛省は5月22日、米コロラド州で4月に開催された「連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議」の概要を公表した。同会議には森田雄博航空幕僚長が参加し、急速に複雑化する宇宙安全保障環境への対応や多国間協力の方向性について議論が交わされた。
CSpOは日本と、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ニュージーランド、ノルウェー、イギリス、アメリカの10カ国で構成される枠組み。会議では、宇宙空間の安全性が低下し、各国が攻撃能力の開発を進めているという共通認識を確認。CSpOの取り組みを現状に則した見直しを進める方針で一致した。
特に、宇宙空間での悪意ある行為への抑止・抗たん性向上を目的とする多国間訓練「オリンピック・ディフェンダー作戦(MNFーOOD)」への重要性が強調された。同訓練では宇宙事象の探知に関する同盟国の共同能力が実証されたとされ、実動的な協力体制の深化が示された。
森田空幕長は、会議の場で各国の宇宙領域の取り組みを共有し、米宇宙軍のB・チャンス・サルツマン作戦部長との会談では、日米の宇宙協力強化の方針を確認した。日本は2023年からCSpOに参加し、宇宙空間における多国間連携の一翼を担っており、今後も取り組みを強化する考えだ。
今回は、国際間の連携が情報共有の枠組みに留まらず、共同対処能力を高める実動的な協力体制へ進みつつあることを示した。 次回の会合は今年12月にノルウェー・オスロで開催される予定だ。












