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小泉防衛相 米伊国防相らと会談 中国レーダー照射に「懸念」(2025年12月12日)

2025年12月17日更新


ヘグセス長官と電話会談をする小泉大臣(12月12日、防衛省)=小泉氏のXから

 中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を受け、小泉進次郎防衛相は米国の戦争長官やイタリアの国防相のほか、NATO事務総長とそれぞれ電話会談。小泉大臣は3氏と中国の行動が地域の緊張を高める行為だとして、「深刻な懸念」を共有した。さらに中国側が訓練の事前通告をしたと主張する中、小泉氏は中国側が危険回避のための十分な情報を伝達していないと反論するなど日本側の立場を国際社会に訴えている。

日本の立場を国際社会に訴える

 小泉防衛相は12月12日、ヘグセス米戦争長官と中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射問題などをめぐって電話で約40分間協議した。

 小泉大臣は12日の閣議後会見で「日米間で緊密に意思疎通し、連携していくことで一致した」と明かした。「中国の行動は地域の平和と安定に資するものではない」とも非難した。

 小泉氏からは、「我が国周辺海空域における警戒監視活動を引き続き粛々と実施し、いかなる不測の事態にも冷静かつ毅然と対応していく」との方針をあらためて強調した。

 両氏は、年明けに対面で会談を行うため、必要な調整を進めることを確認した。

 また、・・・

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