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25年度補正予算案8472億円 防衛省 GDP2%達成へ(2025年11月28日)

2025年12月4日更新

2025年度補正予算案(防衛省)の主な事業
自衛隊の運用態勢の早期確保
多用途ヘリ、護衛艦(FFM)、「たいげい型」潜水艦の配備1222億円
03式中距離地対空誘導弾の向上型などの弾薬確保566億円
活動基盤の整備
ドローン対処器材導入や北大東島での警戒管制レーダー施設整備などの費用461億円
人的基盤の強化
自衛官の給与引き上げのほか寝具や家電整備、隊舎居室の個室化などの整備費1674億円

 防衛省は11月28日、2025年度補正予算案の概要を発表した。総額は8472億円で、護衛艦や潜水艦などの建造費用や自衛官の給与引き上げなど人的基盤強化に向けた予算も盛り込んだ。安全保障に活用できる他省庁の関連費用を合わせると補正は1兆円を超える。これにより当初予算も含めるとGDP(国内総生産)比2%に達する。

 今年度の補正予算案では、安全保障環境への対応に6259億円を計上した。このうち、多用途ヘリコプターUH2の購入費用や多機能護衛艦(FFM)「もがみ型」「たいげい型」潜水艦の建造費用に1222億円を充てる。加えて、03式中距離地対空誘導弾の向上型や12式地対艦誘導弾などの弾薬確保に566億円を投じる。

 活動基盤の整備には・・・

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