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湯布院で第8地対艦ミサイル連隊編成 7つのSSM連隊揃う(2025年3月24日)

2025年4月30日更新


ミサイル発射機9基の前で山田連隊長(前列中央)以下隊員が記念撮影


連隊の看板を掲げる山田連隊長(右から3人目)と本田副大臣(その左)。初代第2特科団長の伊藤久史将補(右から2人目)のほか、小林一大防衛大臣政務官(右から5人目)と上田和幹陸幕副長(その左)の姿も(湯布院駐屯地の第2特科団隊舎前)


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「防衛力整備計画」の陣容整う

 陸自第8地対艦ミサイル連隊(8SSM)が3月24日、大分県の湯布院駐屯地で新編された。連隊長には山田大作1佐が就任し、約300人規模の部隊となる。

 2022年末に策定された「防衛力整備計画」で、全国に7個の地対艦ミサイル連隊を「おおむね10年後」に配備することが示されていたが、全ての連隊が整うことになる。(図参照)

 森下陸幕長は3月13日の記者会見で、「島嶼部に対する侵攻を洋上で阻止・排除するミサイル連隊は抑止力を高められる」との認識を示した上で、湯布院に連隊を置く意義については「以前から特科部隊があり、第2特科団の隷下部隊でもあることから、既存の整備基盤なども活用でき、総合的な部隊の能力強化を図る上で非常に適切な場所だ」との認識を示した。

 3月30日に湯布院駐屯地で行われた編成完結式では、本田太郎副大臣から山田連隊長に隊旗が手渡された。

 山田連隊長は「連隊長としての重責を自覚し、任務に邁(まい)進(しん)する所存です。連隊の新編後においても湯布院駐屯地がこれまで築き上げた地元の皆さまとの信頼関係を引き続き発展させ、良好な関係を構築できるよう、連隊長として尽力してまいります」とのコメントを発表した。

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