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日中首脳が「戦略的互恵」確認 日韓首脳では「シャトル外交」推進(2025年10月31日~11月1日)
2025年11月7日更新

中国の習国家主席(右)と握手を交わす高市首相(10月31日、韓国・慶州)=首相官邸提供
高市早苗首相は10月30日から11月1日まで、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するために韓国・慶州を訪問した。高市氏は滞在中、中国の習近平国家主席と初めて会談。両国の共通利益を追求する「戦略的互恵関係」の推進を確認した一方で、東シナ海での軍事活動などについて「深刻な懸念」を表明した。韓国の李在明(イジェミョン)大統領とも初会談し、首脳同士が相互往来する「シャトル外交」を引き続き推進することで一致した。
日中首脳会談は10月31日に開かれ、時間は約30分。開催は石破政権だった昨年11月以来およそ1年ぶり。両首脳は戦略的互恵関係の推進と「建設的かつ安定的な関係」の構築に合意した。
首相は「中国は重要な隣国だ。両国は地域と国際社会の平和と繁栄という重要な責任を有している」と語った。加えて、・・・