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海上輸送群、JXで初訓練(2025年10月20日~31日)
2025年11月19日更新

中央輸送隊員らが「ようこう」に20フィートコンテナを積み込む(10月22日、大分市の大分港大在公共埠頭)=いずれも中央輸送隊提供
10月に行われた「令和7年度自衛隊統合演習(07JX)」で、「自衛隊海上輸送群」が初めて訓練に参加した。防衛大臣直轄の輸送科部隊「陸上自衛隊中央輸送隊(横浜)」の支援で、大分県の民間港湾に同群の輸送艦「ようこう」「にほんばれ」が接岸し、補給品が入ったコンテナをクレーンなどで積み降ろした。海上輸送群の輸送艦が民間港湾に接岸するのは初めて。中央輸送隊長の小薗井明裕1佐は、今回海上輸送群と訓練した意義について「極めて大きいものだ」との認識を示した。(寉見陽平)
陸自中央輸送隊が支援
陸海空3自衛隊の共同部隊として3月24日に発足した「自衛隊海上輸送群」は、これまで小型輸送艦(LCU)「にほんばれ」「あまつそら」「おおぞら」と中型輸送艦(LSV)「ようこう」の4隻が進水。
このうち「にほんばれ」「ようこう」はすでに就役済みで、10月20日から31日まで実施された実動演習「自衛隊統合演習」に初参加した。
演習では物資輸送訓練の一環として、10月20日から24日までの間、大分県大分市の民間港湾「大分港大在公共埠頭」で、・・・