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中国空母「遼寧」 発着艦を140回 太平洋を複数艦と航行(2025年5月27日~29日)
2025年6月16日更新
空母「遼寧」(右)と洋上補給する「フユ」級高速戦闘支援艦(5月29日)=統幕提供
海自は5月27~29日にかけて、中国海軍「クズネツォフ」級空母「遼寧」(艦番号16)が複数の艦艇と共に太平洋上を航行し、艦載戦闘機とヘリの発着艦を計約140回行ったことを確認した。
「遼寧」は「レンハイ」級ミサイル駆逐艦(101「南昌」)や「ルーヤンⅢ」級ミサイル駆逐艦(121「斉斉哈爾」、122「唐山」)と共に宮古島の南の海域を南下。29日には同島の南東1030キロの海域で「フユ」級高速戦闘支援艦が合流し、「遼寧」と洋上補給を行った。
海自の護衛艦「うみぎり」(12護隊=呉)が警戒監視に当たったほか、空自の戦闘機が緊急発進し、空母艦載機の日本領海への接近などに備えた。