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 めざせ!体力強化 <28>新体力検定・準備運動①

 陸自が今年度から試行を開始した「戦技等に直結する体力検定」(新体力検定)。「短距離疾走」「超壕」「重量物の卸下、運搬、積載」の3種目のための準備運動として体育学校が提案し、各競技の補助トレーニングとしても行える11種目の運動を6回に分けて伝える。

「ニーアップ」と「ヒールキック」 
10メートルを1往復する目安で

◇全力疾走に生かす
 新体力検定3種目のうち、「短距離疾走」は「約50メートルの距離を十数秒以内に疾走する」という基本基準が定められている。

 迷彩服、鉄帽、半長靴、水筒、防弾チョッキなど、戦闘時に欠かせない服や装具を身に付けて走る。

 体校では「短距離疾走」のための準備運動として、4種目を提案した。

 このうち「ニーアップ」は歩きながら肘と膝を交互にタッチする。左肘と右膝をつけ=写真①②、続いて右肘と左膝をつけ、これを繰り返す。

 腰のツイストの運動も入る。左肘と左膝など、同じ側の肘、膝を付けて歩いてもいい。上体は前屈させない。

 行う際は「しっかりと膝を引き付け、股関節の可動域を広げてください」と体校体育班・体育教官の住永将之2陸尉。

◇負荷かけ過ぎない
 「ヒールキック」は臀部に手を添え、歩くか小走りの状態でかかとを交互に手のひらに付ける=同③④。しっかりと膝を屈伸させることがポイント。

 2種目ともに「体に刺激を与えて筋温を上げることが目的。負荷をかけ過ぎず、体力に応じて行ってください」と住永教官。

 距離や回数の設定は自由。「ニーアップ」「ヒールキック」ともに、10メートルほどを1往復するのが目安。列を作り順次行ってもいい。

 来月号で短距離疾走に生かせる「トゥタッチ」「ランジウオーク」の残る2種目を伝える。

 

 

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