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めざせ!体力強化 <19>フットサル①
全自サッカー・女子部門で採用され、また海自大会が実施されたフットサル。基礎体力の向上にも有効なフットサルの基礎技術を、今年4月の全自サッカーを制した下総航空基地サッカー部のスタッフに聞いた。今月号と来月号の2回にわたって伝える。(2015年9月17日付「自衛隊スポーツ」)
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(撮影協力・下総サッカー部=伊藤拓馬1士①・②、木村晋作士長③、木村洋助士長④)
◇弾まないボール
フットサルはキーパーを含む5人制。コートはバスケットボールコートほど。ボールは4号球(少年用サッカーボール)とほぼ同じサイズで弾みにくい。
基本的技術のうち、パスはインサイドパス、アウトサイドパス、浮き球の主に三つ方法がある。
インサイドパスは、下総サッカー部部長の菊池幸也3尉によると、つま先よりではなく、足の延長線上のかかと寄りで蹴る=写真①。「当たる(蹴る)瞬間に力を入れる」ことがポイント。また右にパスを出す時は左足で、左に出す時は右足で蹴る。
アウトサイドパスは、足の甲で蹴り出す=写真②。トラップして、またはドリブルなどで前進しながら、正面ではなく左右の選手に対し、パスを出す。
また、浮き球はつま先をうまく使いボールの下から蹴り上げる=写真③。「相手の頭上などを越してパスを通します」と下総サッカー部主将の鈴木徹3曹。
◇早いボール回し
シュートにも用いられるヘディングは、「(パスを出す)次の方向に向きながら額に当てます」(菊池部長)。ポジションをうまく取り、狙った方向へ額で押し出す=写真④。
サッカーと違いコートが狭いため、小さいタッチでより早くボールを回す必要がある。
空いたスペースを狙い、また自チームではそうしたスペースをつくらないようにする。「(攻守で)ボールを持っている選手以上に、ボールを持っていない選手の動きが重要になります」と菊池部長。
互いに守ったり攻めたりする「陣取りゲーム」の性格を持つフットサル。次号でシュートの打ち方、ポジション、基本的な戦術などを伝える。
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