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「令和7年度自衛隊統合演習(実動演習)」 陸海空で連携強化 統合運用能力向上に重点 宇宙・サイバー領域訓練も(2025年10月20日~31日)

2025年12月4日更新


機動展開する艦艇や航空機(10月20日、男女群島海域周辺)=いずれも統幕提供


水陸機動団の隊員が搭乗したV22オスプレイ(10月27日、相浦駐屯地)

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 自衛隊は10月20日から31日まで、「令和7年度自衛隊統合演習(実動演習)」(07JX)を実施した。陸海空各自衛隊の統合運用能力の向上を図った。演習では物資の輸送訓練のほか、民間空港を使用した戦闘機の離着陸訓練なども行った。さらに米軍やオーストラリア軍も参加し、連携を強化した。

米豪各軍と連携も

 今回の演習では、統合作戦司令官の指揮下で陸海空の部隊を一体的に活用する能力の向上に重点を置いた。一部の訓練に米豪軍も加わった。自衛隊は約5万2000人、米軍は約6000人、オーストラリア軍は約200人が参加。

 長崎県佐世保市の陸自相浦駐屯地では、輸送機V22オスプレイで水陸機動団の隊員の輸送や地上展開などを訓練した。小銃や迫撃砲を携えた隊員たちが次々とオスプレイに乗り込んだ。同機は約100キロ南西にある同県五島市の福江空港へ向かった。

 鹿児島空港(鹿児島県)では、F15戦闘機の離着陸訓練を行った。空自新田原基地(宮崎県)などが使用できない・・・

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