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高市首相 G20サミットに出席 印、独とFOIP実現へ協力強化(2025年11月22日~23日)
2025年12月3日更新

G20サミットのクロージング・セッションに出席する高市首相(中央)=11月23日、南アフリカ・ヨハネスブルグ(首相官邸提供)
高市早苗首相は11月22日から23日まで、南アフリカ・ヨハネスブルグで開催された20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席した。議長国である南アフリカのラマポーザ大統領が、気候変動や低所得国の債務問題への対応強化が盛り込まれた首脳宣言を発表。首相は滞在期間中にインドのモディ首相、ドイツのメルツ首相らと精力的に会談し、「自由で開かれたインド太平洋の実現(FOIP)」に向け、安全保障政策などの分野で協力を一層強化していくことで一致した。(船木正尋)
課題解決へ連携・協力強調
高市首相は23日、G20が閉幕したのを受け、「国際経済に加えて防災、重要鉱物など我が国がG20で主導してきた具体的な取り組みを紹介した」と成果を強調した。さらに「課題解決に向けた具体的な連携、協力が重要であると強調し、多くのメンバーから賛同をいただいた」と語った。
G20サミット参加国は22日、南アの「人権侵害」を理由にボイコットした米国抜きで首脳宣言を採択した。首脳宣言は、・・・