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初代「しらせ」の一般公開支援 スペシャルツアーに320人 OBオーロラ会(2025年10月11日)
2025年12月2日更新

初代「しらせ」の操縦室で、当時の機関士から説明を受ける参加者たち(10月11日、千葉県船橋市)
【オーロラ会】海自砕氷艦「しらせ」の乗組員OBで構成される「オーロラ会」は10月11日、千葉県船橋港に係留されている初代「しらせ」(艦番号5002、現「SHIRASE5002」)で開かれたイベント「チャレンジングSHIRASE」を支援した。OB13人が参加し、来場者に南極観測事業の歴史と意義を伝えた。(参照記事)
初代「しらせ」は、1983年から約25年間にわたり日本の南極観測支援協力行動に従事し、第49次南極行動を最後に2008年に退役。その後、艦番号にちなみ「SHIRASE5002」と改名、10年5月2日から一般公開されている。艦内では当時の活動状況を紹介。今回は、操縦室やブリッジを見学できるスペシャルツアーが行われた。参加者からの専門的な質問には、OBが体験談や逸話を交えて丁寧に対応した。一般見学者は320人に達し、多くの来場者が「しらせ」の歴史と南極観測協力事業の意義に触れる機会となった。
「オーロラ会」は現役「しらせ」(艦番号5003)の乗組員を応援するため、出国・帰国時の歓送迎行事を支援しているほか、南極観測隊員OB「南極OB会」との交流や講演会への講師派遣なども行っている。退官した「しらせ」OBの加入も呼び掛けている。
▽問い合わせ先=「オーロラ会」事務局(大木淳)
電話:080-9820-3367、メール:jmdq.0911.iwn-jun.2-6-qq@outlook.jp