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空自航空戦術教導団 案間3曹、窒息男児を救助 司令から善行褒章状(2025年11月)
2025年11月28日更新

男児を窒息から救った案間3曹。手には富川司令から贈られた善行褒章状
【空自航空戦術教導団】電子作戦群(入間)の案間一樹3曹はこのほど、人命救助を行った功績により団司令の富川輝将補から善行褒章状が贈られた。
案間3曹は勤務先の入間基地から帰宅途中、路肩に停車している車両から慌てた様子で降りてくる母親を見かけた。その後、後部座席から子供を抱えて大急ぎで走る姿を確認したため声をかけると、7歳(当時)の息子が喉にあめ玉を詰まらせていることを知ったという。
母親が近くの店舗に救急車の手配を依頼しに行っている間、案間3曹は男児が声もなく苦しそうに泣いている姿を見て、「自分がやらなければ!」という思いから応急救護訓練で学んだ知識を生かして背部叩打(こうだ)法と腹部突き上げ法を実施。間もなく男児は2センチほどのあめ玉を吐き出した。
戻った母親にその旨を伝えると、母親はパニック状態から少し落ち着きを取り戻し、息子に向けて「まだ苦しくないか」と声をかけ、案間3曹に対しては「助けていただきありがとうございます」と何度も感謝を伝えた。
その後、・・・