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海自新艦種の哨戒艦2隻進水(2025年11月13日)

2025年11月27日更新


進水した「たちばな」=11月13日、JMU磯子工場

 海上自衛隊の新艦種となる哨戒艦「さくら」と「たちばな」が11月13日、進水した(既報記事)。横浜市磯子区のジャパンマリンユナイテッド(JMU)磯子工場で式典が開かれた。艦種記号は「OPV(Offshore Patrol Vessel)」。警戒監視に特化した艦艇で、訓練の増加や周辺国の活発な海洋活動に対応するために導入される。

 艤装(ぎそう)工事を経て、27年1月に「さくら」が、2月に「たちばな」が、25年度末に編成される哨戒防備群(仮称)に就役予定だ。

 哨戒艦は基準排水量1900トンで、艦隊後部にはSH60K哨戒ヘリが着艦できる多目的甲板を備えている。ミサイルや魚雷はなく、30ミリ機関砲や艦載型UAV(無人航空機)の「VBAT」を後日装備する。艦艇の規模は海上保安庁の・・・

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