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政府 海賊対処を1年延長 来年中にP1哨戒機へ変更(2025年11月7日)

2025年11月21日更新


海賊対処行動で使用する哨戒機を来年中にP1に変更する=海上自衛隊提供

 政府は11月7日の閣議で、ソマリア沖・アデン湾での自衛隊による海賊対処行動などの活動を1年間延長することを決めた。延長期間は2026年11月19日まで。護衛艦1隻による区域防護や民間船舶の護衛、哨戒機による警戒監視を継続する。26年中には航空隊の使用機種をP3C哨戒機からP1哨戒機へ変更する。

 ソマリア沖・アデン湾での海賊事案は減少傾向にあるが、ソマリア国内の貧困や治安の不安定さなどの根本的要因は解決していないため、政府は依然として脅威が残ると判断し、自衛隊の派遣延長を決めた。

 防衛省は「重要な海上交通路の安全確保と国際社会の平和と安定に貢献するため、活動継続が必要」と説明している。ソマリア沖・アデン湾に派遣されている護衛艦には司法活動を行うため8人の海上保安官が乗艦している。

 政府はこのほか、・・・

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