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小泉防衛相 米中韓などの国防相と会談 各国に防衛政策強化を説明(2025年11月1日)
2025年11月17日更新

小泉防衛相(左手前から2人目)は日中防衛相会談で、活発化する中国の軍事活動について「強い懸念」を伝えた(11月1日、マレーシアの首都クアラルンプール市内)=防衛省提供
小泉進次郎防衛相は11月1日、訪問先のマレーシアで中国の董軍国防相と初めて会談した。小泉氏は軍事活動を活発化させている中国軍について深刻な懸念を表明した。その一方で対話を重視する姿勢を示した。滞在期間中には米国、韓国、ニュージーランド(NZ)などの国防相とも会談し、高市内閣が掲げる防衛政策の強化に関する方針を説明した。
小泉氏と董国防相との会談は約50分にわたって行われた。小泉氏は尖閣諸島(沖縄県)を含む東シナ海や太平洋地域での中国軍の軍事活動について「深刻に懸念している」と伝えた。
会談中には今年5月に尖閣諸島で発生した中国海警局のヘリコプターの日本領空侵犯にも言及。小泉氏は会談後の会見で「領空侵犯のような活動の即刻停止を強く求めた」と明かした。
これに対して中国側は中国独自の立場に基づく発言があったという。
10月31日の日中首脳会談で、・・・