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9師団が秋田県と協定 鹿角市でクマ対策支援始める(2025年11月5日)
2025年11月14日更新

箱わなの運搬支援を行う21普連の隊員(11月7日、秋田県鹿角市)=陸自提供
クマによる人身被害が深刻な秋田県で自衛隊による支援が11月5日から、同県鹿角(かづの)市で始まった。
陸上自衛隊第9師団(青森、師団長・松永康則陸将)は同日、秋田県との間で協定を交わした。この協定には、▽クマ捕獲用の箱わなの運搬▽箱わなの設置・見回りに伴う猟友会員などの人員輸送▽駆除後のクマの運搬と埋設のための掘削▽ドローンなどによる情報収集といった後方支援が盛り込まれた。
5日から開始された自衛隊の後方支援では、陸自第21普通科連隊(秋田)が200キロ近い重さがある箱わなの運搬などを担っている。
自衛隊の支援について、秋田県庁の関係者は「県の要請に迅速な対応していただき、感謝している」と話した。
秋田県内では毎年クマの目撃が報告されるが、・・・