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スミス米海兵隊総司令官と連携確認 荒井陸幕長が初のVTC会談(2025年10月1日)
2025年11月6日更新

日米関税合意に基づき、対米投資の履行に向けた合意文書に署名した高市首相(右)とトランプ大統領(10月28日、迎賓館)=ホワイトハウスXから

原子力空母「ジョージ・ワシントン」に乗艦した高市首相(左)とトランプ大統領は米軍兵士らを前に日米同盟の重要性を訴えた(10月28日、米海軍横須賀基地)=首相官邸提供
高市早苗首相は10月28日、東京・元赤坂の迎賓館で、トランプ大統領と初めて会談した。首相は日本が主体的に防衛力の抜本的な強化と防衛費増に取り組む決意を伝え、両首脳は日米同盟のさらなる抑止力と対処力を強化することを確認した。首相はさらに「日米同盟の新たな黄金時代を作り上げていきたい」と呼び掛けた。経済安全保障の推進に向けては、人工知能(AI)やレアアース(希土類)の重要技術のほか、造船などの幅広い分野で取り組みを強化することでも一致した。(船木正尋)
高市首相 主体的な防衛費増を表明
両首脳の会談は、ワーキングランチと合わせて約1時間半行われた。首相は会談の冒頭、「日米同盟はインド太平洋地域の平和と繁栄の礎である」と述べた。トランプ氏は「日本にとって必要な時はいつでも助けになる」と応じた。
安全保障を巡っては、・・・