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統幕首席指揮通信システム官 米演習「ボールド・クエスト」参加(2025年9月22日~26日)
2025年10月24日更新

ブレデンキャンプ学校長(左)と会談する木村将補(9月22日、米ペンシルバニア州)=統幕提供
全統合領域に関わる指揮統制能力の向上を目的とした米統合参謀本部主催の多国間検証訓練「ボールド・クエスト25」が9月22日から26日まで米東部バージニア州の州兵施設で行われ、自衛隊から統幕首席指揮通信システム官の木村顕継(あきつぐ)陸将補以下14人が参加した。
同訓練は多国間の兵器・情報システムの相互連接やデータ管理に関する実験の場として機能しており、今回は米国やNATO加盟国を中心に約1600人が参加。自衛隊は3年連続のオブザーバー参加となった。
期間中、木村将補はワシントン郊外の国防総省で米統合参謀本部J6(指揮通信)部長のデイビッド・アイザックソン陸軍中将と会談し、日米のC4(指揮・統制・通信・コンピューター)とサイバー分野に関する取り組みを共有。
また、バージニア州ではNATO-ACT(連合軍変革司令部)のサイモン・アスキス英海軍中将、ペンシルバニア州では米陸軍戦略大学校長のトレバー・ブレデンキャンプ少将とも会談し、連携強化を図った。