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青山佐賀駐屯地司令インタビュー オスプレイ17機を運用 「海・空自との連携不可欠」(2025年9月7日)
2025年10月24日更新

駐屯地の開設記念式典で訓示する青山司令(9月7日、佐賀駐屯地)=佐賀駐屯地司令業務室提供
陸上自衛隊、第165番目の駐屯地・佐賀駐屯地が7月9日、開設した。陸自の垂直離着陸輸送機「V22オスプレイ」全17機を運用し、南西地域への隊員の展開や物資輸送など、戦略的に重要な航空基盤だ。荒井正芳陸幕長は西部方面総監だった当時、駐屯地開設の意義について「水陸両用作戦に関わる主要部隊が多く存在する九州北部に位置し、我が国の防衛を全うする上で極めて重要だ」と述べた。南西防衛体制の要衝ともいえる佐賀駐屯地の司令で輸送航空隊長の青山佳史1佐に今後の抱負を聞いた。(聞き手・寉見陽平)
南西地域の島嶼防衛を強化
佐賀駐屯地が開設し、V22を運用する輸送航空隊が駐屯することは、水陸機動団をはじめとする各部隊との一体的な運用体制の構築が実現します。
これは南西地域を含む島嶼防衛能力を強化する上で、・・・