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　統幕は10月14日、ロシア軍のIL20情報収集機１機＝写真＝が10日午前から午後にかけて北海道周辺を飛行したため、空自北空の戦闘機が緊急発進して対応したと発表した。領空侵犯はなかった。

　統幕によると、機体の上部と下部にはこれまでと違った複数のアンテナ類（突起物）が装備されており、対領空侵犯措置任務でこうした特徴を持つIL20を確認するのは初めてという。

　同機は樺太方面から飛来し、日本海側を奥尻島沖まで南下した後、再び礼文島沖まで北上。その後、宗谷海峡、オホーツク海を経て北方領土の上空を周回し、再び同じルートで礼文島沖の日本海に戻り、樺太方面に去って行った。