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トマホーク発射能力獲得へ イージス艦「ちょうかい」、米国に出発(2025年9月26日)

2025年10月20日更新


米サンディエゴに向け横須賀を出発する護衛艦「ちょうかい」=9月26日、海自提供

 米国製の巡航ミサイル「トマホーク」の実射機能を付加するため海自のイージス艦「ちょうかい」(8護隊=佐世保)が9月26日、横須賀から米国サンディエゴに向け出発した。派遣期間は来年9月中旬まで。防衛省は「艦艇の改修や乗員訓練を行い今年度中にトマホークの発射能力を獲得する予定。また、令和8年夏ごろまでに実際の任務に従事できることを確認する」としている。

 「ちょうかい」は同月22日に母港の佐世保を出港。基地には見送りの家族ら約300人が集まり、艦長の田中信也1佐は「必ず任務を達成し、すべての者が元気に帰ってくることを誓います」と決意を述べた。その後「ちょうかい」は横須賀に寄港し、25日にトマホーク模擬弾の搭載訓練を実施、翌日、約1年間の訓練に向け出国した。

 防衛省はこれまで、スタンド・オフ防衛能力強化を目的に、・・・

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