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重症患者搬送訓練を実施 東北局の調整で実現(2025年8月19日)
2025年10月17日更新

負傷者の容態を確認するつがる市消防本部の救急隊員(青森県つがる市の米陸軍車力通信所)=写真はいずれも8月19日

米陸軍車力通信所内で爆発火災の消火活動に当たるつがる市消防本部の隊員(米軍三沢基地提供)

訓練終了後、空自車力分屯基地のヘリポートで集合写真に臨む参加者(米軍三沢基地提供)
【東北局】青森県つがる市の米陸軍車力通信所で8月19日、事故が発生した際に負傷者を医療機関に搬送する「重症患者搬送訓練」が行われ、米軍や自衛隊、自治体職員、企業など関係者約30人が参加した。東北防衛局(池松英浩局長)の調整で実現した。
米陸軍車力通信所で爆発事故想定 自衛隊、自治体、消防など30人が参加この訓練は、車力通信所から「日本のドクターヘリと空自車力分屯基地のヘリパッドを使った患者搬送訓練はできないか」と相談を受けた東北防衛局が中心となって調整を開始した。
米陸軍車力通信所のほか、航空自衛隊車力分屯基地、青森県、青森県立中央病院、つがる警察署、つがる市、つがる市消防本部、中日本航空株式会社と調整を進め、昨年11月にまずは図上訓練を実現させた後、今年3月に初の実動訓練を実施。これらの手応えを得て、今回2回目の実動訓練となった。
当日は、・・・