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海自のIPD25が米海軍と共同訓練(2025年9月4日~5日)

2025年9月24日更新


日米共同訓練でフォトエクササイズを行う(手前から)護衛艦「いせ」、米駆逐艦「ヒギンズ」、護衛艦「すずなみ」(9月5日)=海自提供

 海自の「インド太平洋方面派遣(IPD25)」第3水上部隊の護衛艦「いせ」「すずなみ」は9月4、5の両日、グアム島周辺で米海軍と日米共同訓練を行った。

 米海軍からは駆逐艦「ヒギンズ」が参加。対水上戦やリンク・エクササイズなどハイエンドな戦術訓練を通じて、相互運用性を強化させた。

 「ヒギンズ」艦長のジョーダン・ホワイト中佐は「今回の訓練で互いに学び、複合戦闘能力を強化することができた」と成果を述べ、「海自のプロ意識に非常に感銘を受けた。今後の統合作戦でも再び協力できることを楽しみにしている」と語った。

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 一方、海1術校(江田島)、特別警備隊(江田島)、横須賀海上訓練指導隊(横須賀)で構成される立入検査隊は、8月4日から8日までキリバスの警察海洋部と、9月1日から5日までトンガ海軍と共同訓練を実施した。

 同部隊はこれまで南太平洋上の各島嶼国を巡り、ミクロネシア、ソロモン、ナウル、マーシャル諸島などを訪問している。

 訓練では不審船を想定した捜査、不審者制圧などを演練、舟艇整備訓練も行い海洋安全保障に係る連携を強化させた。

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