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世界陸上・東京大会ブルー飛行中止(2025年9月13日)
2025年9月22日更新
「東京2025世界陸上競技選手権大会」の開幕を祝して実施予定だった航空自衛隊4空団11飛行隊(松島)の「ブルーインパルス」による展示飛行が9月13日、天候不良のため中止となった。
実現すれば、2021年の東京五輪・パラリンピック以来となる東京での飛行となるはずだった。
当初、ブルーインパルスは午後0時25分ごろから国立競技場の上空で演目を披露し、東京スカイツリーや東京駅、東京タワー、渋谷駅、都庁など都心の名所を巡る予定だった。前日12日の予行飛行も天候不良で中止となったこともあり、SNSでは「楽しみにしていたから残念」など、名所に向かう途中のファンらによる落胆の声も目立った。
1番機に搭乗予定だった飛行班長の川島良介3佐は、「選手たちが躍動する舞台を、空から少しでも盛り上げられたらという思いだった」と話す。展示ではTOKYOの「T」をイメージした「ハンマーヘッド・ローパス」や、WORLDの「W」をかたどる「カシオペア・ローパス」を披露する予定だった。
「楽しみにしていた皆さんに飛行をお見せできなかったことはとても残念。今回の思いを次の展示飛行に乗せて、これからも夢と感動を届けられるよう全力で取り組んでいく」と意気込んだ。