創刊70年を越える『朝雲』は自衛隊の活動、安全保障問題全般を伝える
安保・防衛問題の専門紙です
防衛関連ニュース
対馬駐屯地 朝鮮通信使の再現行列を支援(2025年8月3日)
2025年9月11日更新
対馬藩主に扮した齋藤対馬警備隊副隊長が町内を練り歩いた(いずれも8月3日、対馬市厳原町)=いずれも対馬駐屯地広報班提供
まつりの運営に尽力した曹友会と地元商工会が最終日に記念撮影。前列左から5人目が片山曹友会長
朝鮮通信使の格好をしてまつりに参加する対馬警備隊の隊員
日韓国交正常化から60年の今年、長崎県対馬市では毎年恒例の「朝鮮通信使」の行列を再現した催しが行われた。8月3日、同市厳原町(いづはらまち)の中心部で対馬藩主に扮した陸上自衛隊対馬警備隊副隊長の齋藤誠2佐が馬に乗って行列を先導したほか、駐屯地曹友会(会長・片山和紀准尉)の隊員約150人が中心となって支援。地元住民を含む日韓の市民約230人が参加した同イベントは、良好な日韓関係を反映したものとなった。
太鼓や笛の音を町中に響かせる
朝鮮通信使は室町時代から江戸時代末期にかけ、日本と朝鮮の間で国書や礼物を届ける目的で派遣された外交使節団のこと。
対馬の夏を代表する一大イベント「対馬厳原港まつり」の一環として行われるのが「朝鮮通信使」の再現行列だ。
毎年、日韓の市民がそれぞれ武士や通信使の衣装を身にまとい、対馬藩の城下町として栄えた町中心部約1・3キロを練り歩く。
例年、・・・