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「スタンド・オフ・ミサイル」配備加速 防衛省 今年度中に健軍駐屯地(2025年8月29日)

2025年9月11日更新


「スタンド・オフ・ミサイル」の主軸となる「12式地対艦誘導弾」改良型(6月8日、静岡県の東富士演習場)

 防衛省は敵の攻撃圏外から撃ち込める長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」の配備を加速させる。「12式地対艦誘導弾」改良型の

 地上発射型は2025年度内に陸上自衛隊健軍駐屯地(熊本市)に配備する。艦艇や戦闘機から発射するタイプは28年以降の運用開始を27年度に前倒しする。同省が8月29日、整備計画を発表した。

 12式改良型の射程は現行の百数十キロから1000キロメートル級になる。地上発射型は開発をほぼ終え、艦艇や戦闘機に搭載するための試験も進行中だ。

 地上発射型は26年3月に健軍駐屯地に配備する見込み。同駐屯地を拠点とする第5地対艦ミサイル連隊が運用を担う。27年度には富士駐屯地(静岡県)の特科教導隊にも配備する。

 艦発型は27年度に護衛艦「てるづき」で・・・

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