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英空母打撃群司令官と会談 「連携強化と相互理解を増進」 北島JJOC作戦部長(2025年8月9日)
2025年9月9日更新
記念写真に納まる(右から)JJOC作戦部長の北島陸将補、英空母打撃群司令官のブラックモア海軍准将、海幕防衛部長の平田将補(8月9日、太平洋上の英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」艦内)=JJOC提供
統合作戦司令部(JJOC)作戦部長の北島一陸将補は8月9日、日本近海の太平洋で訓練に参加している英空母打撃群(CSG25)の旗艦「プリンス・オブ・ウェールズ」に乗艦し、同打撃群司令官のジェームズ・ブラックモア海軍准将を表敬した。海幕防衛部長の平田利幸将補も同行した。
北島将補とブラックモア司令官は情勢認識を共有した上で、共同訓練の方向性などについて意見を交わした。この中で北島将補は「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分との認識の下、今後も同志国との連携強化と相互理解を増進していく」との日本側の姿勢を強調した。
英空母打撃群は「プリンス・オブ・ウェールズ」を旗艦に駆逐艦やフリゲート艦、F35B戦闘機、ヘリコプター部隊などで構成され、インド太平洋地域を中心に展開中だ。
今回の訓練は、今年4月から約8カ月間にわたって同打撃群が実施している多国間大規模演習「オペレーション・ハイマスト」の一環で、日本を含む10カ国以上が参加している。